国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
銅造如来坐像
ふりがな
:
どうぞうにょらいざぞう
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員数
:
1躯
種別
:
彫刻
国
:
日本
時代
:
平安
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03359
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1981.06.09(昭和56.06.09)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
兵庫県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
遍照院
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
衲衣を偏袒右肩にまとい、結跏趺坐する如来像で、尊名は定かではない。ロウ型の原型により両手先を含む本体の全てを一度に鋳成したもので、金厚は平均し、鋳上りも良い。像は頭部を大ぶりに造り、上体部の肉取りは豊かで、両足の厚みも充分にとって極めて安定した姿を示している。その量感豊かな表現は平安初期像を思わせるが、目鼻立ちの彫りは浅く、表情も穏やかさにまさるあたりを考えると、制作は十世紀とみられる。平安時代前期の金銅仏は数少なく、石川・伏見寺阿弥陀如来坐像、三重・和具観音堂如来坐像が重要文化財の指定をうけているが、本像はそれらに伍して遜色ない優品として注目される。なお像は火をかぶっているものの、保存状態は比較的よい。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
衲衣を偏袒右肩にまとい、結跏趺坐する如来像で、尊名は定かではない。ロウ型の原型により両手先を含む本体の全てを一度に鋳成したもので、金厚は平均し、鋳上りも良い。像は頭部を大ぶりに造り、上体部の肉取りは豊かで、両足の厚みも充分にとって極めて安定した姿を示している。その量感豊かな表現は平安初期像を思わせるが、目鼻立ちの彫りは浅く、表情も穏やかさにまさるあたりを考えると、制作は十世紀とみられる。平安時代前期の金銅仏は数少なく、石川・伏見寺阿弥陀如来坐像、三重・和具観音堂如来坐像が重要文化財の指定をうけているが、本像はそれらに伍して遜色ない優品として注目される。なお像は火をかぶっているものの、保存状態は比較的よい。