国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
木造神像男神坐像
ふりがな
:
解説表示▶
員数
:
2躯
種別
:
彫刻
国
:
日本
時代
:
平安
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03369
枝番
:
01
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1982.06.05(昭和57.06.05)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
和歌山県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
熊野三所大神社
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
補陀洛山寺に隣接する通称「浜の宮」に祀られる神像三躯で、三間に区画された本殿内陣の西の間の厨子に、筒形の宝冠を戴き袍を著け胸前で笏(亡失)を執る男神その一を、東の間の厨子に、巾子冠をつける男神その二を、中央の間の厨子に、宝珠形の頭飾をつける大袖の衣の女神を安置する。社伝に、男神その一を大山祇命【おおやまずみのみこと】、男神その二を彦火々出見命【ひこほほでみのみこと】、女神を天照大神【あまてらすおおみかみ】という。
いずれも木芯をほぼ中央に籠める榧【かや】の一材から彫出し、内刳りを施さず、素地【きじ】の上に、頭髪、眉目、髭鬚等を墨描し、唇に朱をさす。総じて彫りは簡潔ながら形式化せず、神像にふさわしい品位と大らかさを表わし得ており、熊野本宮大社諸像に次ぐ十一世紀初頭の作例として注目される。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
補陀洛山寺に隣接する通称「浜の宮」に祀られる神像三躯で、三間に区画された本殿内陣の西の間の厨子に、筒形の宝冠を戴き袍を著け胸前で笏(亡失)を執る男神その一を、東の間の厨子に、巾子冠をつける男神その二を、中央の間の厨子に、宝珠形の頭飾をつける大袖の衣の女神を安置する。社伝に、男神その一を大山祇命【おおやまずみのみこと】、男神その二を彦火々出見命【ひこほほでみのみこと】、女神を天照大神【あまてらすおおみかみ】という。 いずれも木芯をほぼ中央に籠める榧【かや】の一材から彫出し、内刳りを施さず、素地【きじ】の上に、頭髪、眉目、髭鬚等を墨描し、唇に朱をさす。総じて彫りは簡潔ながら形式化せず、神像にふさわしい品位と大らかさを表わし得ており、熊野本宮大社諸像に次ぐ十一世紀初頭の作例として注目される。