国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 像内納入品
ふりがな ぞうないのうにゅうひん
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員数
種別 彫刻
日本
時代 鎌倉
年代 1232
西暦 1232
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 03375
枝番 02
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1983.06.06(昭和58.06.06)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 愛知県
所在地
保管施設の名称
所有者名 宝勝院
管理団体・管理責任者名

解説文:
 来迎印を結ぶ三尺の弥陀立像で、低い肉髻と鉢の張った地髪部に大粒の螺髪を刻み、髪際を波形にし面長な顔に造る頭部に特色がある。衣文は線条的な襞を多用して装飾的に表わしているが、それらには鎌倉初期彫刻の余韻が感じられる。頭・体部共桧材の前後二材矧とし、丁寧に内刳りを行って頭頂まで黒漆を塗り、全面にわたって種子曼荼羅や梵字の宝篋印陀羅尼等を朱書する。像内には曼荼羅や法華経、浄土三部経などを納めていたが、経典類は仏子永厳が貞永元年六~九月にかけて書写したもので、その紙背にも曼荼羅を摺写している。曼荼羅には二種類あるが、いずれも熱田神宮の本地仏を表わしたもので、熱田本地仏曼荼羅としては最古の遺品である。当代の垂迹信仰を背景とした熱田神宮寺関係の造像と考えられ、宗教史上にもその価値は高い。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書
  添付ファイル なし