国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 扇散蒔絵手箱
ふりがな おうぎちらしまきえてばこ
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員数 1合
種別 工芸品
日本
時代 室町
年代
西暦
作者
寸法・重量 縦24.0 横34.2 高13.3 (㎝)
品質・形状 長方形、合口造り、懸子付きの箱で、錫置口をめぐらし、身には扇形桜枝文透彫りの銀台鍍金の紐金物を打つ。総体梨子地に、表は秋草、藤、橘、岩に波、松に楓、忍草、夕顔、梅、菊、瓢、撫子、桐に竹を描いた扇を、研出蒔絵に高蒔絵を交えて表す。蓋裏、懸子の内外にも同手法で扇散らしの文様を施している。なお、身の内には萌黄地雲龍文金襴を貼る。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00984
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1959.06.27(昭和34.06.27)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京都目黒区駒場4-3-55
保管施設の名称 公益財団法人前田育徳会
所有者名 公益財団法人前田育徳会
管理団体・管理責任者名

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解説文:
扇散らし文様は、鎌倉時代末以降流行したようで、重要文化財長生殿蒔絵手箱をはじめ少なからずあるが、本品はやや固さのある図様表現や、技巧的な手法から室町時代の作と考えられる。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし