国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 金銅五鈷鈴
ふりがな こんどうごこれい
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量 高21.5  鈴身高8.5  口径8.8  縁厚1.0  鈷張5.6  握径3.1  舌長6.6  (㎝)
品質・形状 鋳銅鍍金。鈷は中央の鋒が太く周の四鈷は基部を獅噛につくる。握は太めで蓮弁飾を連珠文帯で締め、鈴身は口縁近くにいたって強く広がり二条の珠文帯で肩、中、口帯に分け、肩帯に独鈷文、中帯に輪宝文、口帯に三鈷文をそれぞれ五ヶ宛鋳出してある。鈷と鈴身とは別鋳で舌を懸けつるす。鐶は握下部に造り出してある。下は鈴と同質で鈴身内も舌も全て鍍金してある。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02076
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1961.02.17(昭和36.02.17)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 広島県
所在地
保管施設の名称
所有者名 西国寺
管理団体・管理責任者名

解説文:
鈴身に羯磨文を表した五鈷鈴の遺品は珍しく、作技極めて精緻で形姿もよく整い、この種の遺品の中で屈指の優品である。附の五鈷杵と金剛盤は五鈷鈴に比べて少し後のものと思われるが、金剛盤面に置いた痕跡に符合するため、相当ふるくから一具として使用されたことがうかがわれる。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定
  一つ書 なし
  添付ファイル なし