国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 沃懸地螺鈿説相箱
ふりがな いかけじらでんせっそうばこ
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員数 一双
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量 (一) 縦32.8  横28.9  高10.8
(二) 縦31.1  横26.8  高8.6  (㎝)
品質・形状 共に木製、やや長方形隅丸の箱。口縁、下框に金銅覆輪をかけ、四隅に八双金具をつける。(一)には金銅蓋懸りを付ける。
側面は総体沃懸地に螺鈿で宝相華唐草と飛鳥を表し、花芯には孔雀石、水晶、ガラス小玉を嵌入する。長側面には、上部に二、下部に四、短側面には上部に二、下部に三個の金銅覆輪を懸けた格挟間を透かす。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02432
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1978.06.15(昭和53.06.15)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地
保管施設の名称
所有者名 醍醐寺
管理団体・管理責任者名

解説文:
 沃懸地螺鈿は平安時代後期よりその例を見るが、この説相箱は、宝相華文の螺鈿に瑠璃や孔雀石・水晶などを嵌装するなど、よくその趣を伝えている。沃懸地螺鈿の説相箱は他に見られず、また仏具の中でもその例は少なく貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし