国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 金銅透彫華鬘
ふりがな こんどうすかしぼりけまん
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員数 1面
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代 寛元元
西暦 1243
作者
寸法・重量 総高34.0 地板高31.6 幅35.8 五輪塔高7.0(㎝)
品質・形状 金銅製、表裏同文、団扇形蓮唐草文の透彫の地板に、花入襷文毛彫入りの打出しの総角を中央に置き、左右に蓮華座状の種子(地蔵菩薩)を入れた円相を鋲留めする。周囲には覆輪を廻らし、三点二点宛の鋲で留める。中央総角の紐間には、塔身に種子(釈迦如来)を刻した打出しの五輪塔を据え、その下に魚子地に籠字で銘文を刻した銘板を鋲留めする。地板には打出し毛彫り入りの蓮華・蕾・葉を鋲留めする。円相は鍍銀鏡板に鍍金透彫種子を張り、鍍金覆輪を施す。吊り金具はかつ磨形打出しで、四花座を重ね、茄子鐶付きの切子頭鐶台を打つ。
ト書 寛元元年七月廿日の刻銘がある
画賛・奥書・銘文等 表:□□(日吉)御子源為安宿願也
裏:寛元元年七月廿日
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02473
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1981.06.09(昭和56.06.09)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 滋賀県
所在地
保管施設の名称
所有者名 長命寺
管理団体・管理責任者名

解説文:
 団扇形で地板に蓮唐草文を透彫し、中央に総角【あげまき】・五輪塔、左右に蓮華座上に地蔵菩薩の種子【しゆじ】を入れた円相を据えている。長命寺本堂内陣に飾られていたもので、形態・技法に力強さがある鎌倉時代の豪華な華鬘である。また寛元元年(一二四三)の年記は資料的にも貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定
  一つ書 なし
  添付ファイル なし