国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
銹絵滝山水図茶碗〈尾形乾山作/〉
ふりがな
:
さびえたきさんすいずちゃわん〈おがたけんざんさく〉
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員数
:
1口
種別
:
工芸品
国
:
日本
時代
:
江戸
年代
:
西暦
:
作者
:
尾形乾山
寸法・重量
:
口径10.3~10.4 高7.8 高台径5.4~5.5 高台高0.7
品質・形状
:
陶胎、轆轤成形、円形高台を削り出した半筒形の茶碗である。その意匠は胴に白泥を塗って白化粧地とし、マンガン質の絵具(マンガン呉須)にて図様・賛を表わし、口縁を縁取り、さらに高台廻りを除いて内外共に透明釉を掛けている。画は胴の一方に瀑布の景を中心に樹木・楼閣を筆太に描き、他方には左記の画賛を書す。
(画賛)
素色噴成
三伏雪餘波
流作萬年
澗乹山省
書[尚古]
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
京都小松原福井家伝来
指定番号(登録番号)
:
02490
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1983.06.06(昭和58.06.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
奈良県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
個人
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
乾山(一六六三~一七四三)の作陶は、元禄十二年(一六九九)京都鳴滝に開窯したのに始まり、寛保三年(一七四三)江戸にて没するまでの五十有余年にわたり、京焼の伝統に立脚しながら銹絵・染付・色絵など特色豊かで多彩な陶磁器を創出した。
これは画・賛ともに乾山の筆と考えられるもので、半筒形の茶碗の一方に瀑布の景を中心に樹木・楼閣を筆太に描き、他方に放胆な書風の画賛を書いている。その筆致は大胆で力強く、かつ詩画一致の優れた絵付になる銹絵茶碗の代表作である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
乾山(一六六三~一七四三)の作陶は、元禄十二年(一六九九)京都鳴滝に開窯したのに始まり、寛保三年(一七四三)江戸にて没するまでの五十有余年にわたり、京焼の伝統に立脚しながら銹絵・染付・色絵など特色豊かで多彩な陶磁器を創出した。 これは画・賛ともに乾山の筆と考えられるもので、半筒形の茶碗の一方に瀑布の景を中心に樹木・楼閣を筆太に描き、他方に放胆な書風の画賛を書いている。その筆致は大胆で力強く、かつ詩画一致の優れた絵付になる銹絵茶碗の代表作である。