国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 能装束〈藍紅紋紗地太極図印金狩衣/〉
ふりがな のうしょうぞく〈あいべにもんしゃじたいきょくずいんきんかりぎぬ〉
能装束(藍紅紋紗地太極図印金狩衣/)
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員数 1領
種別 工芸品
日本
時代 室町
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02499
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1985.06.06(昭和60.06.06)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 山形県
所在地
保管施設の名称
所有者名
管理団体・管理責任者名 鶴岡市
能装束(藍紅紋紗地太極図印金狩衣/)
写真一覧
解説文:
黒川能下座大夫家に伝来した装束で、下座の大夫世襲披露の翁舞いに着用された狩衣である。表は印金で文様を表した藍および紅染の紋紗をはぎ合わせ、裏地に節絹【ふしぎぬ】を用いて袷仕立てにしている。当地で「光狩衣」と呼ばれているこの狩衣の文様は厚く盛り上がった漆の下付けに金箔を置いた印金の技法によって表されている。雲上の天宮を中心に日月星辰、瑞雲、霞、飛鶴などを配す文様は中国独自の世界創成観を図様化したものと考えられる。前身に表された龍や雲などの表現からは明時代も中頃を下らぬ時期の特色がうかがえる。明よりの舶載裂をわが国で狩衣に仕立てたもので、狩衣の形状は丈や裄が短く、襟が詰まっているなど全体に小振りで、古様を伝えている。黒川能上座の蜀江文黄緞狩衣とともに室町時代の数少ない能装束の遺例である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし