国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 法華経要文和歌懐紙〈(光厳天皇宸翰等二十三首)/〉
ふりがな ほけきょうようもんわかかいし
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員数 1巻
種別 書跡・典籍
日本
時代 南北朝
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02335
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1977.06.11(昭和52.06.11)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地
保管施設の名称
所有者名 学校法人立命館
管理団体・管理責任者名

解説文:
 両巻共に法華経要文和歌の懐紙をつないで各一巻としたもので、妙満寺本は二十首、藤井家本は二十三首を収めている。懐紙の筆者は妙満寺本が、光厳【こうごん】天皇を始めとして徽安門院、尊円親王ほか十八名、藤井家本は光厳天皇以下十七名で、このうち光厳天皇ほか九名が両巻に重複している。各懐紙の紙背には版本法華経を摺字した跡があり、文字の判明する部分はいずれも詠題に関する各品の本文が摺られている。従ってこの和歌懐紙は法華経に結縁して要文和歌を詠進した人々の懐紙を各品別に翻して料紙となし、法華経各品を摺写したものと認められる。和歌懐紙成立の事情は未詳であるが、両巻の詠者はいずれも花園天皇の縁者、近臣が中心であって、文和三年十一月花園天皇七年の御遠忌の追善のために詠進された折のものと考えられる。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし