国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
金剛頂瑜伽経
ふりがな
:
こんごうちょうゆがきょう
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員数
:
種別
:
書跡・典籍
国
:
日本
時代
:
奈良~平安
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
長元六年七月二十二日比丘済延加点朱書奥書
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
02399
枝番
:
02
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1982.06.05(昭和57.06.05)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
和歌山県
所在地
:
和歌山県伊都郡高野町大字高野山132
保管施設の名称
:
高野山学園
所有者名
:
高野山学園
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
これら三種の写経は、もと京都の勧修寺大蔵経のうちとして伝来したもので、いずれも書写奥書はないが、『大〓盧遮那経』は奈良末期の写経、『金剛頂経』は平安中期の写経、『蘇悉地経』は奈良中期の写経である。これら三経には文中に平安時代にほどこされた白・朱などの訓点や註記が多い。そのうち『大〓盧遮那経』の白訓点は平安初期の第二群点(南都喜多院点)の変種とみられ、従来未見の珍しい訓点である。『金剛頂経』の朱点は治安年間と長元六年(一〇三三)加点の仁和寺円堂点とみられる。『蘇悉地経』には角筆点を含む七種の訓点が認められる。それらのうち最古は長保頃の薄い白訓点で、最も下るのは天仁元年(一一〇八)加点の朱点で、これらは総じて仁和寺を中心としたものである。これら訓点は国語史資料として価値が高い。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
これら三種の写経は、もと京都の勧修寺大蔵経のうちとして伝来したもので、いずれも書写奥書はないが、『大〓盧遮那経』は奈良末期の写経、『金剛頂経』は平安中期の写経、『蘇悉地経』は奈良中期の写経である。これら三経には文中に平安時代にほどこされた白・朱などの訓点や註記が多い。そのうち『大〓盧遮那経』の白訓点は平安初期の第二群点(南都喜多院点)の変種とみられ、従来未見の珍しい訓点である。『金剛頂経』の朱点は治安年間と長元六年(一〇三三)加点の仁和寺円堂点とみられる。『蘇悉地経』には角筆点を含む七種の訓点が認められる。それらのうち最古は長保頃の薄い白訓点で、最も下るのは天仁元年(一一〇八)加点の朱点で、これらは総じて仁和寺を中心としたものである。これら訓点は国語史資料として価値が高い。