国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 筑前国嶋郡川辺里大宝二年戸籍断簡
ふりがな ちくぜんのくにしまぐんかわべりたいほうにねんこせきだんかん
筑前国嶋郡川辺里大宝二年戸籍断簡
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員数 1幅
種別 古文書
日本
時代 飛鳥
年代 702
西暦 702
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書 紙背千部法華経校帳断簡
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00214
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1973.06.06(昭和48.06.06)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 奈良県
所在地 奈良国立博物館 奈良県奈良市登大路町50
保管施設の名称 奈良国立博物館
所有者名 独立行政法人国立文化財機構
管理団体・管理責任者名
筑前国嶋郡川辺里大宝二年戸籍断簡
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解説文:
 本文およそ四十三行分を存し、戸主物部牧夫とその家族十八名など、あわせて二十七名、およびその受田数を収めている。字面には筑前国印十七顆を捺し、継目裏には「筑前国嶋郡川辺里大寳大寳【(ママ)】二年籍」の墨書および国印一顆がある。もと正倉院に伝来したもので、巷間にある稀有の遺品としてその価値はきわめて高い。なお、本断簡は『大日本古文書』において筑前国戸籍の最末に掲げているが、実は肥君猪手の戸の前に接続すべきものである。
 紙背は戸籍を反古【ほご】として千部法華経校帳を記したもので、およそ二十六行、四月六日から十一月十二日に至る九部七十二巻、四部三十二巻、四十五部三百六十巻の校経の状況を三項に分かって注記する。内容よりみて天平勝宝元年千部法華経校帳(『大日本古文書』巻第十)の首に接続すべきものと思われる。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし