国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 九条道家惣処分状
ふりがな くじょうみちいえそうしょぶんじょう
解説表示▶
員数 1巻
種別 古文書
日本
時代 鎌倉
年代 1280
西暦 1280
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書 弘安三年五月六日円尓書写置書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00465
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1973.06.06(昭和48.06.06)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地
保管施設の名称
所有者名 東福寺
管理団体・管理責任者名

解説文:
 九条道家が建長二年(一二五〇)十一月に定めた家領初度処分状の案文で、弘安三年(一二八〇)五月六日、東福寺開山の円爾弁円(聖一国師)が同寺の根本文書として書写せしめたものである。筆者は大別して四筆に分かれるが、本文の抹消書入【かきいれ】と、巻末の道家置文のうち自署の最末一行と、円爾奥書の四行は同筆であって、これは円爾の自筆と認められる。本文の体裁は道家の原本(宮内庁書陵部所蔵)に比べ、行数、字詰めこそ異なるが、原本にある加筆訂正から句点、訂正墨線に至るまで、その趣きを如実に伝えている。
 東福寺草創の規模と開基道家の遺命を伝え、後の違乱に備えんとした円爾の周到な用意を示している。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし