国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
:
大船渡のまるた
ふりがな
:
おおふなとのまるた
大船渡のまるた
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員数
:
1隻
種別
:
交通・運輸・通信に用いられるもの
年代
:
その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00018
指定年月日
:
1958.04.18(昭和33.04.18)
追加年月日
:
指定基準1
:
(三)交通、運輸、通信に用いられるもの 例えば、運搬具、舟車、飛脚用具、関所等
指定基準2
:
(二)生産、生業に用いられるもの 例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等
指定基準3
:
所在都道府県
:
岩手県
所在地
:
大船渡市末崎町字大浜221-86
保管施設の名称
:
大船渡市立博物館
所有者名
:
大船渡市
管理団体・管理責任者名
:
大船渡のまるた
解説文:
詳細解説
大船渡のまるたは、古来から大船渡湾内での漁撈に用いられてきた丸木舟である。船体が重く波風に流されることが少なく、安定性もあるため、大正期までは大船渡湾内で盛んに使われていた。
このまるたは、刳り抜き一木造りで、長さは6㍍、最大幅は79㎝で、材はキンヒバ材を利用している。指定時に推定70~80年を経過していたが、使用に耐えうる唯一のものであった。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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大船渡のまるた
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大船渡のまるた
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大船渡のまるた
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解説文
大船渡のまるたは、古来から大船渡湾内での漁撈に用いられてきた丸木舟である。船体が重く波風に流されることが少なく、安定性もあるため、大正期までは大船渡湾内で盛んに使われていた。 このまるたは、刳り抜き一木造りで、長さは6㍍、最大幅は79㎝で、材はキンヒバ材を利用している。指定時に推定70~80年を経過していたが、使用に耐えうる唯一のものであった。
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詳細解説
大船渡のまるたは、古来から大船渡湾内での漁撈(アワビ、ワカメ、ノリ)に用いられてきた丸木舟である。この地域では「だんべ」とも呼ばれ、船体が重く波風に流されることが少なく、安定性もあるため、大正期までは大船渡湾内で盛んに使われていたが、材料の巨木の不足もあり、昭和30年頃には数隻が残るのみとなった。 このまるたは、刳り抜き一木造りで、長さは6㍍、最大幅は79㎝で、材はキンヒバ材を利用している。指定時に推定70~80年を経過していたが、使用に耐えうる唯一のものであった。 また、指定時は個人所有であったが、後に大船渡市に寄贈され、現在は大船渡市立博物館に保管されている。 丸木舟の典型的なものであり、その製作技法や用法等を知る上でも極めて重要なものである。