国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
:
常滑の陶器の生産用具・製品及び登窯
ふりがな
:
とこなめのとうじのせいさんようぐ・せいひんおよびのぼりがま
常滑の陶器の生産用具
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員数
:
1,655点,1基
種別
:
生産、生業に用いられるもの
年代
:
その他参考となるべき事項
:
内訳:製土用具35点 成形用具841点 施釉用具40点 焼成用具108点 その他の用具107点 陶器513点 瓦11点 +登窯1基
指定番号
:
00153
指定年月日
:
1975.09.03(昭和50.09.03)
追加年月日
:
1982.04.21(昭和57.04.21)
指定基準1
:
(二)生産、生業に用いられるもの 例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等
指定基準2
:
(三)地域的特色を示すもの
指定基準3
:
(六)職能の様相を示すもの
所在都道府県
:
愛知県
所在地
:
生産用具・製品:常滑市瀬木町4-203
登窯:常滑市栄町6丁目141番地及び142番地
保管施設の名称
:
常滑市民俗資料館
所有者名
:
常滑市
管理団体・管理責任者名
:
常滑の陶器の生産用具
解説文:
詳細解説
常滑は、平安時代以来の陶器の産地で、ひも造りによる各種の甕の生産で知られてきた。
昭和50年指定分は、常滑焼の生産用具を工程順に網羅し、真焼・赤物・朱泥物などの製品についても収集したものである。
昭和57年追加指定分は、全長22㍍、最大幅9.66㍍、八連房の大規模な登窯で、今日残存する唯一例のものである。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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常滑の陶器の生産用具
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常滑の陶器の生産用具
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解説文
常滑は、平安時代以来の陶器の産地で、ひも造りによる各種の甕の生産で知られてきた。 昭和50年指定分は、常滑焼の生産用具を工程順に網羅し、真焼・赤物・朱泥物などの製品についても収集したものである。 昭和57年追加指定分は、全長22㍍、最大幅9.66㍍、八連房の大規模な登窯で、今日残存する唯一例のものである。
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詳細解説
常滑は、平安時代以来の陶器の産地で、ひも造り(巻き上げと輪積みを併用した成形法)による各種の甕の生産で広く知られてきた。 昭和50年9月3日指定「常滑の陶器の生産用具及び製品」は、常滑焼の古くからの生産用具を各工程順に網羅するとともに、真焼・赤物・朱泥物などの製品についても巨細にとりまとめたもので、常滑焼の生産活動の推移をうかがうことができる貴重なものである。 昭和57年4月21日に追加で指定した登窯は、陶栄窯と称されたもので、全長22㍍、最大幅9.66㍍、八連房の大規模な窯である。明治20年(1887)に8名の窯仲間によって築造されたもので、同38年(1905)には、最下段の焚き口が、石炭と割り木を併用して焼成できるよう改造されたが、その他の焼成室・煙突などは築窯当時の形をよく留めている。 常滑の登窯は、天保5年(1834)に、瀬戸の登窯を学んで創始され、明治末に真焼窯は67基を数えたが、石油・重油焚窯や電気・ガス窯の普及にともない減少し、今日残存するものは、この窯のみとなった。 登窯を追加指定することにより、常滑の陶器の生産用具・製品・登窯が一体となって保存され、当時の生産活動や職能の様相を一層よくうかがうことができるものとなる。 この収集は、地域的な職能の様相を示すものとして重要なものである。