国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
:
製塩用具
ふりがな
:
せいえんようぐ
製塩用具
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員数
:
73点
種別
:
生産、生業に用いられるもの
年代
:
その他参考となるべき事項
:
内訳:入浜製塩関係用具49点(塩田関係用具25点 釜屋関係用具17点 その他用具7点) +能登揚浜製塩関係用具24点
指定番号
:
00029
指定年月日
:
1959.05.06(昭和34.05.06)
追加年月日
:
1965.06.09(昭和40.06.09)
指定基準1
:
(二)生産、生業に用いられるもの 例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等
指定基準2
:
指定基準3
:
所在都道府県
:
山口県
所在地
:
防府市大字浜方381番3号
保管施設の名称
:
三田尻塩田記念産業公園資料収蔵庫
所有者名
:
防府市
管理団体・管理責任者名
:
製塩用具
解説文:
詳細解説
瀬戸内海沿岸地域では砂州と潮汐干満の差を利用した入浜塩田が盛んに行われてきた。現在の防府市内に位置する三田尻沿岸でも、大規模な入浜式塩田が作られ、塩は、「防長の四白」の1つとして、藩の重要な財源であった。
この資料は、三田尻塩業組合と日本専売公社防府製塩試験場が収集したもので、製塩関係に関する用具が網羅されている。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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製塩用具
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製塩用具
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解説文
瀬戸内海沿岸地域では砂州と潮汐干満の差を利用した入浜塩田が盛んに行われてきた。現在の防府市内に位置する三田尻沿岸でも、大規模な入浜式塩田が作られ、塩は、「防長の四白」の1つとして、藩の重要な財源であった。 この資料は、三田尻塩業組合と日本専売公社防府製塩試験場が収集したもので、製塩関係に関する用具が網羅されている。
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詳細解説
我が国における代表的な伝統的製塩法には、入浜塩田と揚浜塩田がある。瀬戸内海沿岸地域では広い砂州と潮汐干満の大きな差を利用した入浜塩田が江戸時代より盛んに行われてきた。 入浜塩田は、海水を水路で導入し、砂面に滲透させて製塩するものであり、現在の防府市内に位置する三田尻沿岸でも、干拓地に大規模な入浜式塩田が作られ、兵庫県の赤穂や香川県の坂出などと並んで塩の一大生産地となった。塩は、米・蝋・紙とともに「防長の四白」の1つとして、藩の重要な財源となり、その販路も北陸や東北まで広がった。 この資料は、三田尻塩業組合が多年にわたって収集してきたもので、この地域で数百年の伝統を有する入浜式製塩法が廃止された現在となっては、極めて貴重な収集であり、また地域的特色をよく示すものとして重要である。 また、昭和34年5月の指定後、昭和40年6月に、能登の揚浜式製塩用具を追加指定することで、より充実したものとなっている。追加指定分は、日本専売公社防府製塩試験場が収集してきたもので、わが国の製塩業を考える上で重要なものである。