国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
:
阿波の和三盆製造用具
ふりがな
:
あわのわさんぼんせいぞうようぐ
阿波の和三盆製造用具
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員数
:
99点
種別
:
生産、生業に用いられるもの
年代
:
その他参考となるべき事項
:
内訳:搾汁場用具29点 釜場用具31点 製法場用具28点 甘蔗栽培用農具11点
指定番号
:
00102
指定年月日
:
1974.02.18(昭和49.02.18)
追加年月日
:
指定基準1
:
(二)生産、生業に用いられるもの 例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等
指定基準2
:
(三)地域的特色を示すもの
指定基準3
:
(六)職能の様相を示すもの
所在都道府県
:
徳島県
所在地
:
板野郡松茂町中喜来字中須20-2
保管施設の名称
:
社団法人三木文庫
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
阿波の和三盆製造用具
解説文:
詳細解説
わが国における製糖は、江戸幕府の奨励により、四国地方だで行われてきた。旧来の製法による和三盆は、阿波・讃岐の境界地域でわずかに製造されており、特に阿波では、甘藷の栽培から製糖までが一貫して行われ、独自の用具も考案されている。この資料は、江戸時代から明治年間にかけての、甘蔗栽培から製糖までの用具類を収集したものである。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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阿波の和三盆製造用具
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阿波の和三盆製造用具
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解説文
わが国における製糖は、江戸幕府の奨励により、四国地方だで行われてきた。旧来の製法による和三盆は、阿波・讃岐の境界地域でわずかに製造されており、特に阿波では、甘藷の栽培から製糖までが一貫して行われ、独自の用具も考案されている。この資料は、江戸時代から明治年間にかけての、甘蔗栽培から製糖までの用具類を収集したものである。
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詳細解説
わが国における製糖をみると、江戸幕府の奨励により上級白糖の製糖法が完成したのが18世紀で、四国地方だけがその製法に成功した。三盆とは、阿波・讃岐・土佐における旧来の製法による上質分蜜糖のことをいうが、今日一般には高級砂糖の総称とされている。 遠心分離機が導入されて以来、この旧来の製法による和三盆は、阿波・讃岐の境界地域でわずかに製造されてきているにすぎない。なかでも阿波では、製糖家が甘藷の栽培から製糖までを一貫して行っており、独自の用具も考案されてきた。 この資料は、江戸時代から、明治年間にわたる旧来の用具について、甘蔗栽培から搾汁場・釜場・製法場といった製糖の各工程にわたって巨細にとりまとめて保存したもので、この地方の職能の一様相をよく示すものとして重要である。