国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
:
大沼の箱形くりぶね(きっつ)
ふりがな
:
おおぬまのはこがたくりぶね(きっつ)
大沼の箱形くりぶね(きっつ)
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員数
:
1隻
種別
:
交通・運輸・通信に用いられるもの
年代
:
その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00057
指定年月日
:
1964.05.29(昭和39.05.29)
追加年月日
:
指定基準1
:
(三)交通、運輸、通信に用いられるもの 例えば、運搬具、舟車、飛脚用具、関所等
指定基準2
:
(二)生産、生業に用いられるもの 例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等
指定基準3
:
所在都道府県
:
秋田県
所在地
:
秋田市下北手桜字守沢46-1
保管施設の名称
:
ノースアジア大学附属雪国民俗館
所有者名
:
ノースアジア大学
管理団体・管理責任者名
:
大沼の箱形くりぶね(きっつ)
解説文:
詳細解説
このくりぶねは、杉の一木を刳って作られたもので、全長 は2.51m、最大幅は0.68mある。秋田県仙北市田沢湖神代(旧田沢湖町神代)にある大沼(潅漑用の沼)において、やす漁に使用された扁平角形の小舟である。
秋田地方では一般に長方形の槽または箱を「きっつ」と呼んでおり、この小舟の「きっつ」という名称もこれに由来する。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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大沼の箱形くりぶね(きっつ)
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大沼の箱形くりぶね(きっつ)
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解説文
このくりぶねは、杉の一木を刳って作られたもので、全長 は2.51m、最大幅は0.68mある。秋田県仙北市田沢湖神代(旧田沢湖町神代)にある大沼(潅漑用の沼)において、やす漁に使用された扁平角形の小舟である。 秋田地方では一般に長方形の槽または箱を「きっつ」と呼んでおり、この小舟の「きっつ」という名称もこれに由来する。
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詳細解説
このくりぶねは、秋田県仙北市田沢湖神代(旧田沢湖町神代)の北西部に位置する人工灌漑用の沼である大沼(周囲2.5km、水深1mほど)において、やす漁やジュンサイ採取に使用された扁平角形の小舟である。 一本の杉の原材を縦に折半し、それを四角に粗木取りして、切断面を刳っていく技法で製作されており、全長は2.51m、最大幅は0.68m、平底で深さは0.22mである。湾曲の箇所がなく、随所にチョウナで刳られた跡が残る。 秋田地方では一般に長方形の槽または箱を「きっつ」と呼んでおり、この小舟の「きっつ」という名称もこれに由来する。