国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
:
アイヌのまるきぶね(河沼用)
ふりがな
:
あいぬのまるきぶね(かしょうよう)
アイヌのまるきぶね(河沼用)
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員数
:
1隻
種別
:
交通・運輸・通信に用いられるもの
年代
:
その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00015
指定年月日
:
1957.06.03(昭和32.06.03)
追加年月日
:
指定基準1
:
(三)交通、運輸、通信に用いられるもの 例えば、運搬具、舟車、飛脚用具、関所等
指定基準2
:
(二)生産、生業に用いられるもの 例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等
指定基準3
:
所在都道府県
:
北海道
所在地
:
札幌市中央区北3条西8丁目
保管施設の名称
:
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園内北方民族資料室(植物園管理棟2階)
所有者名
:
北海道大学
管理団体・管理責任者名
:
アイヌのまるきぶね(河沼用)
解説文:
詳細解説
北海道大学に保管されているアイヌの河沼用まるきぶね(チップ)は、ヤチダモの一木をくりぬいて製作されたものである。河沼用の漁及び交通運搬などに使用されたもので、アイヌの生活習俗を知る上で重要である。また、丸木舟の典型的な製作技法を伝えており、我が国の船の変遷を考える上でも重要なものである。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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アイヌのまるきぶね(河沼用)
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アイヌのまるきぶね(河沼用)
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解説文
北海道大学に保管されているアイヌの河沼用まるきぶね(チップ)は、ヤチダモの一木をくりぬいて製作されたものである。河沼用の漁及び交通運搬などに使用されたもので、アイヌの生活習俗を知る上で重要である。また、丸木舟の典型的な製作技法を伝えており、我が国の船の変遷を考える上でも重要なものである。
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詳細解説
北海道大学に保管されているアイヌの河沼用まるきぶね(チップ)は、大正時代末期(1920頃)に八雲町の椎久年蔵(アイヌ名シイク・トヨタリケ)がヤチダモの一木をくりぬいて製作したもので、遊楽部(ゆうらっぷ)川で漁及び交通運搬などに使用していたものである。 本重要有形民俗文化財は、長さ6.05m、最大幅49cm、高さ20cm、深さ18cm、舟べりの厚さ2cmで、比較的浅い河川や沼などで使用されたものである(水量が多くて深い、大きな川や湖などでは、もっと深さのある安定度の高い舟が使われた)。 アイヌの人々にとって、まるきぶねは生活に欠かせないものであったことから、アイヌの生活習俗を知る上で重要である。また、丸木舟の典型的な製作技法を伝えるものでもあり、我が国の和船の変遷を考える上でも重要である。