国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
:
泊のまるきぶね
ふりがな
:
とまりのまるきぶね
泊のまるきぶね
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員数
:
1隻
種別
:
交通・運輸・通信に用いられるもの
年代
:
その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00047
指定年月日
:
1963.05.15(昭和38.05.15)
追加年月日
:
指定基準1
:
(三)交通、運輸、通信に用いられるもの 例えば、運搬具、舟車、飛脚用具、関所等
指定基準2
:
(二)生産、生業に用いられるもの 例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等
指定基準3
:
所在都道府県
:
青森県
所在地
:
青森市本町2丁目8-14
保管施設の名称
:
青森県立郷土館
所有者名
:
青森県
管理団体・管理責任者名
:
泊のまるきぶね
解説文:
詳細解説
六ヶ所村泊は、青森県下北半島の大平洋岸に位置する漁撈を主な生業とする村落で、主として磯もの(アワビ、ワカメ等)を採取するための小型の舟として自家製の丸木舟を使用してきた。
この丸木舟は、大正12年頃に作られたもので、ブナ材の一木づくりで一人乗りの丸木舟の典型的なものである。なお、近年では原木を入手することが困難となったため、折衷式のカッコ舟に移行している。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
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泊のまるきぶね
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泊のまるきぶね
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解説文
六ヶ所村泊は、青森県下北半島の大平洋岸に位置する漁撈を主な生業とする村落で、主として磯もの(アワビ、ワカメ等)を採取するための小型の舟として自家製の丸木舟を使用してきた。 この丸木舟は、大正12年頃に作られたもので、ブナ材の一木づくりで一人乗りの丸木舟の典型的なものである。なお、近年では原木を入手することが困難となったため、折衷式のカッコ舟に移行している。
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詳細解説
六ヶ所村泊は、青森県下北半島の大平洋岸に位置する漁撈を主な生業とする村落で、主として磯もの(アワビ、ワカメ等)を採取するための磯回りの小舟として自家製の小形丸木舟を使用してきた。 この丸木舟は、ブナ材の一木づくりで一人乗りの丸木舟の典型的なものである。山で木を伐採してマサカリやチョウナで刳りぬいて作り、カツラ・セン・クリ材などを利用することもある。丈夫で安定度があり、長年使える利点があった。特に冬の1~2月のアワビ漁では、激しい波風で舟が岩場に激突しても、破損する心配がなかったという。 この資料は、大正12年(1923)頃、泊の三角久松が、六ヶ所村出戸の棚沢山のブナの木で作らせたものである。櫂など付属用具もある。 本資料は、一木作りの丸木舟の典型的なものとして重要であるだけでなく、本州太平洋沿岸の丸木舟では現存する最北限のものでもあり重要である。なお、近年では原木を入手することが困難となったため、折衷式のカッコ舟に移行している。