国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要有形民俗文化財
主情報
名称
:
富山の売薬用具
ふりがな
:
とやまのばいやくようぐ
富山の売薬用具(携行用具)
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員数
:
1,818点
種別
:
交易に用いられるもの
年代
:
その他参考となるべき事項
:
内訳:製薬関係974点 売薬関係768点 信仰儀礼10点 その他66点
指定番号
:
00146
指定年月日
:
1981.04.22(昭和56.04.22)
追加年月日
:
指定基準1
:
(二)生産、生業に用いられるもの 例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等
指定基準2
:
(四)交易に用いられるもの 例えば、計算具、計量具、看板、鑑札、店舗等
指定基準3
:
(三)地域的特色を示すもの
所在都道府県
:
富山県
所在地
:
富山市安養坊980番地富山市民俗民芸村内
保管施設の名称
:
富山市売薬資料館
所有者名
:
富山市
管理団体・管理責任者名
:
富山の売薬用具(携行用具)
解説文:
詳細解説
越中富山の売薬は、江戸時代後期頃から独得の行商による売薬方法をもって全国的に知られるようになった。
この資料は、富山市内をはじめ、隣接の中新川郡内で使用されてきた製薬用具、行商のための諸用具や携行用具、及び信仰用具等を収集・整理したものである。
その中には、得意先の状況等を記した懸場帳、売薬行商のための柳行李、旅の安全を願って携行した懐中仏など、売薬の実際から編み出された地域的特色を示すものが少なくない。
関連情報
(情報の有無)
附
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
富山の売薬用具(携行用具)
富山の売薬用具(製薬用具)
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富山の売薬用具(携行用具)
写真一覧
富山の売薬用具(製薬用具)
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解説文
越中富山の売薬は、江戸時代後期頃から独得の行商による売薬方法をもって全国的に知られるようになった。 この資料は、富山市内をはじめ、隣接の中新川郡内で使用されてきた製薬用具、行商のための諸用具や携行用具、及び信仰用具等を収集・整理したものである。 その中には、得意先の状況等を記した懸場帳、売薬行商のための柳行李、旅の安全を願って携行した懐中仏など、売薬の実際から編み出された地域的特色を示すものが少なくない。
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詳細解説
越中富山の売薬は、江戸時代後期頃から全国的に知られるようになり、配置薬という独得の行商による売薬方法をもって、広く得意先を開拓して全国津々浦々にその足跡を残している。 この資料は、富山市内をはじめ、隣接の中新川郡内で使用されてきた製薬用具、行商のための諸用具や携行用具、及び信仰用具等を巨細にわたって取りまとめて整理したもので、富山における売薬行商の変遷や実態をよく示す内容となっている。 その中には、得意先に預けた薬名・数量、支払いの実績、家族の状況等を記した懸場帳、得意先に預ける売薬を入れる厚袋、売薬行商のための柳行李、薬を包むのに使用した各種の匙や調紙、さらには旅の安全を願って携行した懐中仏等、売薬の実際から編み出された創意工夫の跡をよく示すものが少なくなく地域的特色がうかがわれる。 この売薬用具の収集は、質量ともによく整っており、我が国において独得の売薬業として注目されてきた富山の売薬関係の資料として極めて重要なものである。