重要無形民俗文化財
 主情報
名称 河口の稚児の舞
ふりがな かわぐちのちごのまい
宮めぐり(写真提供・富士河口湖町教育委員会)
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種別1 民俗芸能
種別2 神楽
その他参考となるべき事項 4月25日,7月28日
指定証書番号
指定年月日 2017.03.03(平成29.03.03)
追加年月日
指定基準1 (二)芸能の変遷の過程を示すもの
指定基準2 (三)地域的特色を示すもの
指定基準3
所在都道府県 山梨県
所在地 山梨県南都留郡富士河口湖町
保護団体名 河口の稚児の舞保存会
宮めぐり(写真提供・富士河口湖町教育委員会)
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解説文:
河口の稚児の舞は,河口浅間(あさま)神社の祭礼で奉納される少女による神楽である。近世に富士山信仰を背景とする河口御師(おし)が行っていた太々(だいだい)神楽(かぐら)の神子(みこ)舞の流れを汲(く)むと考えられる。山梨県富士河口湖町の河口浅間神社の孫(まご)見(み)祭(まつり)(4月25日)と太々(だいだい)御神楽(みかぐら)祭(まつり)(7月28日)において神社拝殿で奉納される。伝承演目は「御幣(ごへい)の舞」「扇の舞」「剣の舞」「八方(はっぽう)の舞」「宮めぐり」の五番がある。演じるのは,かつては「オイチーサン」と呼ばれた少女たちで,緋色(ひいろ)の千早(ちはや),指貫(さしぬき)の上に錦の陣羽織を着,緋色の襷を締めた姿で,右手に鈴,左手に御幣,扇,剣などの採物(とりもの)を持って舞う。四方八方を意識した古風な舞振り,様式化された独特な足運び,拝殿から本殿前へと続く回廊めぐる「宮めぐり」など,特色ある内容を伝えている。稚児の舞の音楽は,胴(どう)(鋲留(びょうどめ)太鼓),鞨鼓(かっこ)(締太鼓),笛で構成される。
関連情報
    (情報の有無)
  添付ファイル なし