国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
重要無形民俗文化財
主情報
名称
:
六郷のカマクラ行事
ふりがな
:
ろくごうのかまくらぎょうじ
六郷のカマクラ行事(美郷町教育委員会提供)
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
年中行事
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年2月11~15日(※指定当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などへご確認ください)
指定証書番号
:
203
指定年月日
:
1982.01.14(昭和57.01.14)
追加年月日
:
指定基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
指定基準2
:
指定基準3
:
所在都道府県、地域
:
秋田県
所在地
:
保護団体名
:
六郷のカマクラ行事継承会
六郷のカマクラ行事(美郷町教育委員会提供)
解説文:
詳細解説
六郷のカマクラ行事は、歳神を迎え、害鳥を追う予祝行事を行うもので、あわせて年占をなすなど小正月における各種の要素をよく取り入れている。2月11日は、子どもたちが無病息災などの祈願の天筆を書き、青竹の竿に吊して軒先に飾る。また空地にヨシズを天井にかけたカマクラを作り、鎌倉大明神を祀る。12日は、正月飾りを集めて燃やした後、男たちが南北に分かれて威勢のよい竹打ちを行う。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
六郷のカマクラ行事(美郷町教育委員会提供)
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六郷のカマクラ行事(美郷町教育委員会提供)
解説文
六郷のカマクラ行事は、歳神を迎え、害鳥を追う予祝行事を行うもので、あわせて年占をなすなど小正月における各種の要素をよく取り入れている。2月11日は、子どもたちが無病息災などの祈願の天筆を書き、青竹の竿に吊して軒先に飾る。また空地にヨシズを天井にかけたカマクラを作り、鎌倉大明神を祀る。12日は、正月飾りを集めて燃やした後、男たちが南北に分かれて威勢のよい竹打ちを行う。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国各地に伝承されている小正月行事は、地域の年中行事の中で最も主要なものの一つであるが、出羽、越後地方のそれはカマクラなど雪の室をしつらえる点に特色がある。 現在、全国的に小正月行事が古い姿で伝承されているものは少なくなっており、カマクラ行事も、年占、鳥追いなどの小正月の特質をよく示すものが失われつつある。 六郷のカマクラ行事は、歳神を迎え、害鳥を追う予祝行事を行うもので、あわせて年占をなすなど小正月における各種の要素をよく取り入れている。2月11日当日は、早くから町の子どもたちが各自無病息災などの祈願の天筆を書く。これは五色で長大な短冊形のもので青竹の竿に吊して家々の軒先に飾る。 これと相前後して各町内の空地には、ヨシズを天井にかけたカマクラをしつらえ、中に鎌倉大明神が祀られる。その後、中に莚を敷いて御神酒や餅を供え、相互に他のカマクラを訪ねあって交歓し、時折カマクラの前で鳥追い唄を歌って日を過ごす。 最終日には正月飾りを決まりの場所に寄せ集めて松ニヨを作り、町の男たちがキボラを吹いて集合する。火祭りの後、男たちは町を南北に二分して威勢のよい竹打ちをなす。 全国的に古い姿で伝承されている小正月行事が少なくなってきているなかで、この行事は古風をよく残しており、我が国の庶民信仰等の風俗慣習を知りうる典型例の1つとして重要である。(※解説は指定当時のものをもとにしています)