国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
重要無形民俗文化財
主情報
名称
:
秩父祭の屋台行事と神楽
ふりがな
:
ちちぶまつりのやたいぎょうじとかぐら
秩父祭の屋台行事と神楽
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年12月3日、6日(※指定当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などへご確認ください)
※この行事の神楽は、「秩父神社神楽」として昭和50年12月8日に記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されている。
※この行事で曳き出される笠鉾2基と屋台4基は、「秩父祭屋台」として昭和37年5月23日に重要有形民俗文化財に指定されている。
※この行事は平成28年に「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載されている
指定証書番号
:
1
指定年月日
:
1979.02.03(昭和54.02.03)
追加年月日
:
指定基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
指定基準2
:
指定基準3
:
所在都道府県、地域
:
埼玉県
所在地
:
保護団体名
:
秩父祭保存委員会
秩父祭の屋台行事と神楽
解説文:
詳細解説
この行事は、秩父神社の例大祭で行われる行事であり、特に3日夜の笠鉾・屋台の曳行は、豪壮華麗を極め、「秩父夜祭」の名で親しまれている。当日曳行される2基の笠鉾と4基の屋台のうち、屋台では展開して舞台として歌舞伎芝居を上演される。お旅所までの曳行は、笠鉾を先頭に行われ、夜半に各町へ帰還する。また神楽は、3日と6日に神楽殿などで演じられ、関東一円に分布する江戸神楽とは異なる構成と芸統を示す。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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秩父祭の屋台行事と神楽
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解説文
この行事は、秩父神社の例大祭で行われる行事であり、特に3日夜の笠鉾・屋台の曳行は、豪壮華麗を極め、「秩父夜祭」の名で親しまれている。当日曳行される2基の笠鉾と4基の屋台のうち、屋台では展開して舞台として歌舞伎芝居を上演される。お旅所までの曳行は、笠鉾を先頭に行われ、夜半に各町へ帰還する。また神楽は、3日と6日に神楽殿などで演じられ、関東一円に分布する江戸神楽とは異なる構成と芸統を示す。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
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詳細解説
秩父祭の屋台行事と神楽は、秩父地方の大社、秩父神社の例大祭で行われる行事であり、とくに3日の夜に行われる笠鉾・屋台の曳行は、豪壮華麗をきわめ、祭りの山場として「秩父夜祭」の名で親しまれている。 この行事で曳行される豪華な笠鉾・屋台は、江戸時代後期に作り出されたとされているが、その背景には当時秩父盆地一帯の養蚕が盛んになり、今の秩父市が絹織物の集散地として活気を呈した社会経済情勢を反映したものである。 各町内では前日までに笠鉾や屋台を組み立て、12月3日の祭礼当日、2基の笠鉾と4基の屋台が曳き出される。屋台は、町中や神社境内で、これを展開して舞台とし、そこで歌舞伎芝居を上演する。その後、秩父神社境内に集まった屋台等は、宵から笠鉾を先頭にお旅所まで曳行される。特にお旅所前の団子坂の曳上げは豪壮で、波音になぞらえたといわれる秩父屋台ばやしの調子もひときわ激しさを増す。お旅所での勢ぞろいの後、夜半には各町内へ帰還する。 また、この秩父祭には、3日と6日に神楽殿などで神楽が演じられる。この神楽は現在三十五座の曲を伝え、関東一円に分布する江戸神楽とは異なる構成と芸統を示すものである。 笠鉾・屋台は、わが国の屋台の代表的なものとして重要有形民俗文化財にも指定されているが、この町衆による豪壮な笠鉾・屋台の曳行と屋台で上演される歌舞伎芝居、秩父ばやしなどの屋台行事と地方的特色を有する神楽は、祭礼の中で行なわれる行事の代表的なものの一つとして重要である。 (※解説は指定当時のものをもとにしています)