国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
重要無形文化財
主情報
名称
:
八重山上布
ふりがな
:
やえやまじょうふ
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種別1
:
工芸技術
種別2
:
染織
その他参考となるべき事項
:
認定区分
:
各個認定
指定年月日
:
2023.10.09(令和5.10.09)
指定基準1
:
(一)芸術上特に価値の高いもの
指定基準2
:
(二)工芸史上特に重要な地位を占めるもの
指定基準3
:
(三)芸術上価値が高く、又は工芸史上重要な地位を占め、かつ、地方的特色が顕著なもの
地域
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
団体情報
なし
添付ファイル
なし
詳細解説
八重山上布は、イラクサ科の苧麻(ちょま)を原材料とした八重山の伝統的な織物製作技法で、主として石垣島内で栽培される苧麻を手績(てうみ)した糸を使用し、紅露(くーる)や藍、福木(ふくぎ)、その他同島内に育つ植物等を染料に用いる。その起源は定かではないが、文献資料では1477年に島民の苧麻での製織の記述が確認できる。1637年から250年以上 続いた人頭税(にんとうぜい)(頭懸(ずがかり))制度下の貢納布(こうのうふ)制度では、琉球王府の厳しい監督下で八重山上布の品質管理が行われた。なかでも、「御用布(ごようふ)」には、「赤嶋上布(あかしまじょうふ)」や「紺嶋上布(こんしまじょうふ)」 などの別があり、王府によって絣の柄や色が指定され、極めて高度に技術的な洗練と発展を促した。 明治時代後期に染液を直接糸に摺り込む捺染上布(なっせんじょうふ)が考案され、織機の改良も重ねられるなど、八重山上布は捺染上布として産業化し、大正時代には主流を占めるも、昭和に入り衰退した。一方、貢納布として織られていた手結(てゆい)の絣技法等による「紺嶋上布」( 括染(くくりぞめ)上布)も量産が難しく、従事する人が減少した。戦後、八重山上布は、関係者の尽力により復興が図られ、今日では、伝統的な染織技法を土台に、自由な発想による芸術性 の高い作品制作が行われている。
関連情報
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
新垣幸子(新垣幸子)
関連情報
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
保持者(関係技芸者)の氏名
:
新垣幸子
保持者(関係技芸者)の氏名 ふりがな
:
あらかきさちこ
保持者(関係技芸者)の芸名・雅号等
:
新垣幸子
保持者(関係技芸者)の芸名・雅号等 ふりがな
:
あらかきさちこ
認定・指定年月日
:
2024.10.09(令和6.10.09)
認定次
:
71
認定区分
:
新規
認定書の交付又は再発行の年月日(選択書の交付年月日)
:
認定書(選択書)の記号番号
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総合認定役割
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