選定保存技術
 主情報
名称 茅採取
ふりがな かやさいしゅ
茅採取
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種別(有形、無形、有形・無形) 有形
その他参考となるべき事項 「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」の一つとして、2020年ユネスコ無形文化遺産保護条約「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」記載
認定区分 団体
選定年月日 2018.09.25(平成30.09.25)
選定基準1 二 有形文化財等の修理等の技術等の表現に欠くことのできない材料の生産、製造等又 は用具の製作、修理等の技術又は技能で保存の措置を講ずる必要のあるもの
選定基準2
選定基準3
茅採取
写真一覧
解説文:
茅採取は,屋根葺の一種で農山村の民家に多く見られる茅葺に用いるための,ススキやヨシ等を育成し,採取する技術である。
茅の採取は,本来は地域住民によって行われた農作業の一つであったが,建築資材としての需要減少,農業形態の変化により必要性が薄れた作業である。
茅刈り,乾燥させるための茅立て,選別して屋根葺材料に拵える茅選り,これら一連の作業を手際よく行う技術がなければ,屋根葺に用いる良質で大量の茅を得ることは不可能である。
茅の育成,茅場の管理も,地域の地勢や植物に関する知識や慣習の蓄積によって支えられてきたものである。質の確保のために火入れを行う場合にも,地勢や工程に関する知識や経験がなければ危険な作業である。
文化財建造物の修理において,茅が遠方から運ばれている実態があり,茅場制度の消滅に伴う担い手不足の問題があることから,保存の措置を講ずる必要がある。
関連情報
    (情報の有無)
  保持者情報(保持者/芸名・雅号) なし
  保持団体(関係技芸者の団体)
  添付ファイル なし