選定保存技術
 主情報
名称 表装裂製作
ふりがな ひょうそうぎれせいさく
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種別(有形、無形、有形・無形) 有形
その他参考となるべき事項
認定区分 団体
選定年月日 2023.10.18(令和5.10.18)
選定基準1 二 有形文化財等の修理等の技術等の表現に欠くことのできない材料の生産、製造等又 は用具の製作、修理等の技術又は技能で保存の措置を講ずる必要のあるもの
選定基準2
選定基準3

解説文:
 絵画・書跡(書画)などの文化財を掛幅装【かけふくそう】や屏風装【びょうぶそう】に仕立てるためには、高い品格を有する表装裂が不可欠である。裂【きれ】には書画の内容や時代などを考慮しながら、金襴【きんらん】をはじめとして錦【にしき】、綾【あや】、羅【ら】、紗【しゃ】、緞子【どんす】など様々な織物が用いられる。
 これら表装裂は、裂の文様、織組織【おりそしき】、色彩などを詳細に検討することからはじまり、絹糸などを取りそろえ、綿密に調整された手織り織機【しょっき】などを用いて、伝統的な技術により製織が進められる。表装裂を製作するには、材料や用具の手配から織る作業に至るまで、多岐にわたる高度かつ熟練した技術が必要であり、豊富な知識と高い見識に基づく総合的な監修も不可欠である。
関連情報
    (情報の有無)
  保持者情報(保持者/芸名・雅号) なし
  保持団体(関係技芸者の団体)
  添付ファイル なし