記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
 主情報
名称 滝坂神楽
ふりがな たきさかかぐら
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種別1 民俗芸能
種別2 神楽
その他参考となるべき事項 公開日:11月2日~3日(※解説は選択当時のものをもとにしています)
選択番号
選択年月日 2009.03.11(平成21.03.11)
追加年月日
選択基準1 (二)芸能の変遷の過程を示すもの
選択基準2 (三)地域的特色を示すもの
選択基準3
所在都道府県、地域 山口県
所在地
保護団体名 滝坂神楽舞保存会

解説文:
 滝坂神楽は、神社拝殿内の約一間四方という狭い場所を舞の場とし、四方を 意識して繰り返し舞を重ねるところに特色のある神楽である。全体に演劇的要素が少なく、松明【たいまつ】を手にして子どもが演じる儀礼的な舞の「火の舞」や滑稽な所作と台詞【せりふ】による「恵比須【えびす】の舞」など特色ある演目を伝承している。
 本件は、毎年11月2日の夜から3日の午前3時頃まで、黄幡【おうばん】社の拝殿内で奉納される。拝殿にムシロを2枚敷き、その約一間四方を舞の場として、鋲留【びょうど】め太鼓、銅拍子【どびょうし】、笛で構成される囃子【はやし】にあわせて演じられている。
 舞は24演目が伝承されている。直面【ひためん】で鈴、幣【へい】、扇、剣【けん】、弓、帯【おび】、火などを手に持つ儀礼的な演目と、仮面を付けて神話の一場面を演じるもの、さらには、滑稽な所作や当地の方言を用いた滑稽な台詞を伴うものがある。
 舞人【まいにん】は、それぞれが右に左に回転し、時折、右手を床につき、左手を高く掲げて体を後ろにそらすなどして舞う。八種類の基本となる動きがあり、各演目はそれらの組合せで構成されている。演目は全体に演劇的な要素が少なく、狭い舞の場を四方を意識して舞い重ねる内容となっている。
 本件は、以上のように、舞の場や演目、演じ方に特色がある。
(選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
関連情報
    (情報の有無)
  添付ファイル なし