記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
 主情報
名称 米良山の神楽
ふりがな めらやまのかぐら
村所神楽「狩面」(写真提供・西米良村教育委員会)
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種別1 民俗芸能
種別2 神楽
その他参考となるべき事項 11月~12月
選択番号
選択年月日 2017.03.03(平成29.03.03)
追加年月日
選択基準1 (二)芸能の変遷の過程を示すもの
選択基準2 (三)地域的特色を示すもの
選択基準3
所在都道府県、地域 宮崎県
所在地 宮崎県西都(さいと)市,児湯郡(こゆぐん)木城(きじょう)町, 児湯郡西米良(にしめら)村
保護団体名 尾八重(おはえ)神楽保存会,中之又(なかのまた)神楽保存会,西米良村神楽保存会連合会
村所神楽「狩面」(写真提供・西米良村教育委員会)
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解説文:
米良山の神楽は,大がかりな御神屋(みこうや)を設けて,三十三番の演目を徹夜で演じる神楽である。土地に由来する様々な神が登場する演目や,狩猟に因む演目など特色ある内容や独特の所作を伝えている。宮崎県の山間部に伝承される夜神楽の一つで,九州を始め,広く西日本における神楽の変遷の過程を考える上で注目される事例である。
米良山の神楽は,宮崎県中部の九州山地に源を発し日向灘に注(そそ)ぐ一ツ瀬川上流域に伝承され,11月から12月の各神社祭礼において演じられている。大がかりな御神屋と呼ぶ舞処(まいど)を設け,神職と祝子(ほうり)や社人(しゃにん)と称す人々が神楽を舞う。御神屋には独特の飾りが施され,猪(いのしし)の頭などが供えられる。西米良村の村所(むらしょ)神楽では,鎮守の村所八幡神社から御祭神である面を迎える「面様迎え」の後,神楽が始まる。神(かみ)神楽という地域に由来する様々な神が登場する神事性の強い演目が前半にあり,続く後半には民(みん)神楽と総称される娯楽性の強い演目が演じられる。また,番外として狩猟に因(ちな)む「狩面(かりめん)」が演じられる。音楽は長胴(ながどう)の締太鼓,笛,銅拍子で演奏される。
関連情報
    (情報の有無)
  添付ファイル なし