国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
狩猟習俗
ふりがな
:
しゅりょうしゅうぞく
狩猟習俗
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
生産・生業
その他参考となるべき事項
:
※所在地が2都県以上にわたる広域な選択です。
記録:『狩猟習俗Ⅰ(秋田県・山形県・茨城県)(無形の民俗資料記録第18集)』(文化庁文化財保護部・昭和48年3月30日)
『狩猟習俗Ⅱ(新潟県・宮崎県)(無形の民俗文化財記録第23集)』(文化庁文化財保護部・昭和53年3月25日)
映像:『奥羽の鷹使い―日本の狩猟習俗―』(企画歴博・協力文化庁・制作桜映画社・昭和59年度)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1957.03.00(昭和32.03.00)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
狩猟習俗
解説文:
詳細解説
我が国では、狩猟は、先史時代から食糧・衣料その他の生活物資入手の方途として行われてきた重要な生活手段の1つであった。後世にはそれを生業とする人びとに継承され、狩人は、古くは山立と呼ばれ、特に東北地方ではマタギとも呼ばれてきた。我が国では、秋田県や山形県のマタギによる熊狩り、新潟県の熊狩り・カモシカ狩り、宮崎県の猪狩りなどに地域的特色が顕著にみられるほか、鷹狩りのような特殊な狩猟法もみられた。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
狩猟習俗
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狩猟習俗
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狩猟習俗
解説文
我が国では、狩猟は、先史時代から食糧・衣料その他の生活物資入手の方途として行われてきた重要な生活手段の1つであった。後世にはそれを生業とする人びとに継承され、狩人は、古くは山立と呼ばれ、特に東北地方ではマタギとも呼ばれてきた。我が国では、秋田県や山形県のマタギによる熊狩り、新潟県の熊狩り・カモシカ狩り、宮崎県の猪狩りなどに地域的特色が顕著にみられるほか、鷹狩りのような特殊な狩猟法もみられた。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国では、狩猟は、先史時代から食糧・衣料その他の生活物資入手の方途として行われてきた重要な生活手段の1つであった。後世にはそれを生業とする人びとに継承され、狩人は、古くは山立と呼ばれ、特に東北地方ではマタギとも呼ばれてきた。 我が国では、秋田県や山形県のマタギによる熊狩り、新潟県の熊狩り・カモシカ狩り、宮崎県の猪狩りなどに地域的特色が顕著にみられるほか、鷹狩りのような特殊な狩猟法もみられた。 鷹狩りは、川漁における鵜飼いなど同様に動物の習性を巧みに利用した狩猟法として注目される。洋の東西を問わず王侯貴族に遊興として行われてきたことはよく知られ、我が国へも古くに伝来し、『日本書紀』にも仁徳帝以来いくつもの記述がみられる。こうした支配階級による鷹狩りは、明治維新以降まったく衰微し、宮内庁にわずかにその制度の名残をみるに過ぎなくなっている。しかしそのいっぽうで、民間では今日でも僅かながらもこの習俗がみられる。 いずれの狩猟法も、我が国の伝承文化の実体を明らかにするものとして極めて貴重な無形の民俗資料であるが、今日では往時の面影をうかがい得ぬほどの変貌を余儀なくされてきていることから、早急に記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)