国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
関東の大凧揚げ習俗
ふりがな
:
かんとうのおおだこあげしゅうぞく
関東の大凧揚げ習俗(宝珠花大凧揚げ)
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
人生・儀礼
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年5月5日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『埼玉県の大凧揚げ習俗 庄和町西宝珠花の大凧揚げ』(庄和町教育委員会・平成5年3月)
『関東の大凧揚げ習俗(千葉県)(無形の民俗文化財記録第62集)』(文化庁文化財部・平成28年3月31日)
※所在地が2都県以上にわたる広域な選択です。
選択番号
:
1
選択年月日
:
1991.02.02(平成3.02.02)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
関東の大凧揚げ習俗(宝珠花大凧揚げ)
解説文:
詳細解説
5月の端午の節供に子どもの初誕生を祝って大きな凧を揚げる習俗が我が国の各地にみられる。関東でも埼玉県・千葉県・神奈川県の一部に5月5日に大凧を揚げる習俗がみられる。例えば、埼玉県東北部の江戸川に沿った一帯や神奈川県の相模川流域では現在も大凧を揚げる習俗がみられ、千葉県上総地方では、上総トンビ、長岡トンビと呼ばれる独特の大きな袖凧がみられる。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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関東の大凧揚げ習俗(宝珠花大凧揚げ)
関東の大凧揚げ習俗
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関東の大凧揚げ習俗
解説文
5月の端午の節供に子どもの初誕生を祝って大きな凧を揚げる習俗が我が国の各地にみられる。関東でも埼玉県・千葉県・神奈川県の一部に5月5日に大凧を揚げる習俗がみられる。例えば、埼玉県東北部の江戸川に沿った一帯や神奈川県の相模川流域では現在も大凧を揚げる習俗がみられ、千葉県上総地方では、上総トンビ、長岡トンビと呼ばれる独特の大きな袖凧がみられる。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
凧は、東アジアおよび東南アジアに伝播の中心をもつ遊具とされ、世界の各地に広く分布している。しかし、凧は単なる遊具にとどまらず、それぞれの地域の伝統的な行事や生活習俗の中で重要な位置を占めている。 我が国の凧揚げの習俗は、江戸時代中期以降に広く盛行し、特に正月の風物詩として親しまれてきたが、各地には正月以外の季節に凧揚げをする例も多く、むしろこのほうが本来の姿ではなかったかとも考えられる。 このなかで、5月の端午の節供に子どもの初誕生を祝って大きな凧を揚げる習俗が、我が国の各地にみられる。この習俗は子どもの成長祈願を主とするものであるが、同時にいわゆる凧合戦と呼ばれる競技の要素を伴うことでも知られている。 関東地方でも、埼玉県・千葉県・神奈川県の一部に、5月5日に大凧を揚げる習俗が見られる。なかでも、埼玉県東北部の江戸川に沿った一帯や神奈川県の相模川流域には、現在も大凧を揚げる習俗が残っており、また千葉県の上総地方では、このときに揚げられる上総トンビや長岡トンビと呼ばれる独特の大きな袖凧がみられる。 この習俗は、伝統的なものであるとともに地域的な特色も顕著であることから、大凧揚げの習俗だけでなく、製作技術等にも留意しながら記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)