国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
越中の田の神行事
ふりがな
:
えっちゅうのたのかみぎょうじ
越中の田の神行事
写真一覧▶
解説表示▶
種別1
:
風俗慣習
種別2
:
年中行事
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年11月20日・1月20日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『越中の田の神行事(無形の民俗文化財記録第57集)』(文化庁文化財部・平成23年3月31日)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1983.12.16(昭和58.12.16)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
富山県
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
越中の田の神行事
解説文:
詳細解説
この行事は、収穫後、田の神をわが家に迎えもてなし、翌春に田へ田の神を送り出す行事である。えびす神の行事、稼ぎの神の行事などとしても行われており、特に黒部川流域に濃厚に伝承されている。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
越中の田の神行事
越中の田の神行事
写真一覧
越中の田の神行事
写真一覧
越中の田の神行事
解説文
この行事は、収穫後、田の神をわが家に迎えもてなし、翌春に田へ田の神を送り出す行事である。えびす神の行事、稼ぎの神の行事などとしても行われており、特に黒部川流域に濃厚に伝承されている。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
日本海沿岸の北陸地方から山陰地方にかけての地域では、収穫を終えた後で田の神をわが家に迎えもてなし、翌春に家から田へ田の神を送り出すという趣旨の行事が広く分布しているが、近時消滅した事例も少なくない。 こうした現況にあって、越中のそれは、田の神の行事、えびす神の行事、稼ぎの神の行事などとして黒部川流域を中心に点々と伝承されている。これらの伝承地における行事母体や行事次第などには細部において相違が認められるものの、11月20日に田の神を迎えて丁重に饗応し、翌年の1月20日に同様の饗応をなして田の神を送り出す形態をとることで共通している。 また、この行事は、眼前に田の神が存在しているかのように執り行われる点で生業に対する感謝と願いが素朴なままに表現されているものでもある。 越中の田の神行事は、庶民信仰の実態と地域的特色をよく示しており注目されることから、早急に記録を作成する必要があるものである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)