国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
日向の綱引き行事
ふりがな
:
ひるがのつなひきぎょうじ
日向の綱引き行事
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
娯楽・競技
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年1月15日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1980.12.12(昭和55.12.12)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
福井県
所在地
:
保護団体名
:
日向水中綱引保存会
日向の綱引き行事
解説文:
詳細解説
この行事は、日向川河口で行なわれる小正月の綱引き行事である。むら人が二手に分かれて引き合うとともに、厄年の男たちが水中に飛び込み、川面に浮かぶ綱を引っ張り合う。その後、キリクチと呼ばれる部分を切って競って海へ流す。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
日向の綱引き行事
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日向の綱引き行事
解説文
この行事は、日向川河口で行なわれる小正月の綱引き行事である。むら人が二手に分かれて引き合うとともに、厄年の男たちが水中に飛び込み、川面に浮かぶ綱を引っ張り合う。その後、キリクチと呼ばれる部分を切って競って海へ流す。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
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詳細解説
我が国には、小正月に綱引き行事をするところが広く分布していた。 この行事は、日向湖から発して若狭湾に注ぐ日向川河口で行なわれる綱引き行事である。むら内の若者たちによって練りあげられた太い綱は数10㍍にも及び、これをむら人たちが二手に分かれて両岸から引き合うとともに、威勢のいい若者などが水中に飛び込み、しばし川面に浮かぶ綱を引っ張り合い、キリクチと呼ばれる部分を切った後、二手に分かれて競ってこれを海へ流す。 水中の綱引きには、その年の厄年にあたる男たちが卒先して参加する慣わしで、海中から上がるとそのまま氏神へ裸参りをする。 このような水中綱引きの例は珍しく、年占や豊漁を願う意識が伝えられているとともに、厄払いの一面があるなど、よく古態を留めており、我が国の綱引き行事を考える上で注目されることから記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)