国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
下伊那大河内のシカオイ行事
ふりがな
:
しもいなおおこうちのしかおいぎょうじ
下伊那大河内のシカオイ行事(『下伊那のシカオイ行事』より)
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
年中行事
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年旧暦3月3日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『下伊那のシカオイ行事』(企画文化庁・制作TEM研究所・平成30年3月)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1984.12.20(昭和59.12.20)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
長野県
所在地
:
保護団体名
:
池大神社氏子会
下伊那大河内のシカオイ行事(『下伊那のシカオイ行事』より)
解説文:
詳細解説
この行事は、池大神社の春祭りに実施される予祝行事である。社前に鹿に見立てた的を作って据え、腹部に餅・粢などを納める。狩人と勢子の役の者が雌雄の的を射って、作物に害を与える鳥獣を追い払う。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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下伊那大河内のシカオイ行事(『下伊那のシカオイ行事』より)
下伊那大河内のシカオイ行事(『下伊那のシカオイ行事』より)
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下伊那大河内のシカオイ行事(『下伊那のシカオイ行事』より)
解説文
この行事は、池大神社の春祭りに実施される予祝行事である。社前に鹿に見立てた的を作って据え、腹部に餅・粢などを納める。狩人と勢子の役の者が雌雄の的を射って、作物に害を与える鳥獣を追い払う。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国には、古くから全国各地で年の始めなどに田畑の作物に害を与える鳥獣の類を追い払う予祝儀礼が行われてきた。 天龍村大河内に伝承されてきたシカオイ行事は、池大神社の春祭りに実施されるものであり、その社前に稲藁や板切れのほかアオキバと称される、もみじの若枝を用いて鹿に見立てた的を作って据え、その腹部に餅・オシロジ(粢)等を納める。 そして狩人と勢子の役割を担う者が山回りの問答を交わした後、雌雄2匹の的を射って行事をしめくくる。 シカオイ行事は、天龍川沿いの三河・信濃・遠江境を中心に分布している地域的特色のある予祝行事であり、なかでもこの行事は希少な現存例であることから、早急に記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)