国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
伊豆・駿河の水祝い
ふりがな
:
いず・するがのみずいわい
伊豆・駿河の水祝い(江浦の水祝儀)
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
人生・儀礼
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年1月2日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『下多賀神社水浴せ式 伊豆・駿河の水祝い』(熱海市教育委員会・平成元年3月)
:『江浦の水祝儀』(沼津市教育委員会・昭和61年3月)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1983.12.16(昭和58.12.16)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
静岡県
所在地
:
保護団体名
:
下多賀神社水浴せ式保存会,江浦伝統文化保存会
伊豆・駿河の水祝い(江浦の水祝儀)
解説文:
詳細解説
この行事は、初婿入りする婿に水をかけて祝う習俗で、従来、若者組の年頭行事の一環としてなされてきた古風をよく残したものである。氏神の境内で輪踊りをした後、初婿に対して水を浴びせかけて祝う。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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伊豆・駿河の水祝い(江浦の水祝儀)
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解説文
この行事は、初婿入りする婿に水をかけて祝う習俗で、従来、若者組の年頭行事の一環としてなされてきた古風をよく残したものである。氏神の境内で輪踊りをした後、初婿に対して水を浴びせかけて祝う。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国には、水祝いと称して初婿入りする婿や嫁入り行列に加わる嫁に水をかけて祝う習俗が広く分布していたが、今日では伝統的な若者集団の解体に伴って、そのほとんどが消滅している。 静岡県熱海市の下多賀と沼津市の江浦に現存している水祝い行事は、こうした従来、若者組の年頭行事の一環としてなされてきた古風をよく残したものである。 両社は、行事の次第・資格の審査・同伴者の有無・時刻など細部においては相違があるものの、ともに氏神の境内で音頭取りの歌にあわせて輪踊りをした後、その場に出頭した初婿に対して予め用意しておいた樽の水を笹にふくませ、浴びせかけて祝う点では共通している。 この水祝いの行事は、全国的に見ても数少ない現存例であり、伝承地による相違に充分留意して記録するならば、貴重な資料が得られると考えられることから、早急に記録を作成する必要があるものである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)