国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
尾張・三河の火鑚習俗
ふりがな
:
おわり・みかわのひきりしゅうぞく
尾張・三河の火鑚習俗
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
記録:『火鑚習俗(長野県・愛知県・島根県)(無形の民俗文化財記録第27集)』(文化庁文化財保護部・昭和56年3月30日)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1978.12.08(昭和53.12.08)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
愛知県
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
尾張・三河の火鑚習俗
解説文:
詳細解説
この習俗は、先のとがった木の棒を板の上でもんで火をきり出す発火法で、古来以来の発火法である。尾張・三河地方には、一宮町の砥鹿神社、南知多町の日間賀神社などに揉鑽法による発火法が伝承され、名古屋市の熱田神宮には轆轤を使った舞鑽法による発火法が伝承されている。いずれも社に伝わる信仰行事に伴ってその技術が伝承されてきたものである。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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尾張・三河の火鑚習俗
尾張・三河の火鑚習俗
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尾張・三河の火鑚習俗
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尾張・三河の火鑚習俗
解説文
この習俗は、先のとがった木の棒を板の上でもんで火をきり出す発火法で、古来以来の発火法である。尾張・三河地方には、一宮町の砥鹿神社、南知多町の日間賀神社などに揉鑽法による発火法が伝承され、名古屋市の熱田神宮には轆轤を使った舞鑽法による発火法が伝承されている。いずれも社に伝わる信仰行事に伴ってその技術が伝承されてきたものである。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
先のとがった木の棒を錐のように板の上で揉んで火を鑚りだす方法は、古来以来の発火法であり、我が国では各地の古社などに伝承されてきた。 尾張・三河地方には、東加茂郡旭町坪崎、宝飯郡一宮町砥鹿神社、知多郡南知多町の日間賀神社にそれぞれ揉鑽法による発火法が伝承されており、また名古屋市の熱田神宮には轆轤を使った舞鑽法による発火法が伝承されている。いずれも古くから社に伝わる信仰行事に伴ってその技術が伝承されてきたものである。 こうした古い形を伝える貴重な信仰習俗をその技法を含めて早急に記録作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)