国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
丹後の藤布紡織習俗
ふりがな
:
たんごのふじぬのぼうしょくしゅうぞく
丹後の藤布紡織習俗
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
生産・生業
その他参考となるべき事項
:
記録:『藤織りの世界』(京都府立丹後郷土資料館・昭和56年10月)
※この習俗に関する用具は、平成22年3月11日に「丹後の紡織用具及び製品」として重要有形民俗文化財に指定されている。
選択番号
:
1
選択年月日
:
1983.12.16(昭和58.12.16)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
京都府
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
丹後の藤布紡織習俗
解説文:
詳細解説
この習俗は、藤の皮をはいで、糸を紡ぎ、藤布を織る技術・習俗で、丹後半島の宮津市上世屋を中心とした地域にみられるものである。木綿や麻が普及する以前に、山野に自生する植物を繊維とした典型的事例の1つであるが、近代以降の衣服原料の改変により衰退にひんしている。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
丹後の藤布紡織習俗
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丹後の藤布紡織習俗
解説文
この習俗は、藤の皮をはいで、糸を紡ぎ、藤布を織る技術・習俗で、丹後半島の宮津市上世屋を中心とした地域にみられるものである。木綿や麻が普及する以前に、山野に自生する植物を繊維とした典型的事例の1つであるが、近代以降の衣服原料の改変により衰退にひんしている。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
木綿や麻が普及する以前の衣料は、繊維とする原料を山野に自生する植物に求めていた。しな・ふじ・いらくさなどはその主要なものであった。 丹後半島には、宮津市上世屋を中心に、藤の皮をはいで、糸を紡ぎ、藤布を織る技術・習俗が残存している。この藤布紡織習俗は、かつては全国的に分布していたが、近代になって衣服原料の改変にともない、衰退にひんしている。 この紡織習俗は古い様相をよく伝えるものとして注目されるものの、伝承者も廃絶に瀕していることから、早急に記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)