国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
兵庫県の酒造習俗
ふりがな
:
ひょうごけんのしゅぞうしゅうぞく
兵庫県の酒造習俗
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
生産・生業
その他参考となるべき事項
:
記録:『灘の酒つくり』(西宮市教育委員会・平成4年3月)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1968.03.01(昭和43.03.01)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
兵庫県
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
兵庫県の酒造習俗
解説文:
詳細解説
この習俗は、兵庫県の特に灘と呼ばれる地域に伝承されてきた酒造りに関する習俗である。この地域の酒造の発展の背景には、良質な酒米を確保できること、市場へ直結する港湾があること、丹波から優れた杜氏を招くことができたことなどがあげられる。我が国の酒造りを考える上で注目されるものである。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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兵庫県の酒造習俗
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兵庫県の酒造習俗
解説文
この習俗は、兵庫県の特に灘と呼ばれる地域に伝承されてきた酒造りに関する習俗である。この地域の酒造の発展の背景には、良質な酒米を確保できること、市場へ直結する港湾があること、丹波から優れた杜氏を招くことができたことなどがあげられる。我が国の酒造りを考える上で注目されるものである。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
兵庫県の酒造習俗は、神戸市東部から西宮市今津付近に至る、灘と呼ばれる地域に伝承されてきた酒造りに関する習俗である。 灘の酒造りは17世紀前半に始まるといわれ、特に18世紀に入ると灘の名が用いられるようになり、同時に江戸積みの特権を有する酒造業者の株仲間も結成された。この当時の灘は、上灘、下灘、今津の三郷であったが、酒造業の発展もあり文政11年(1828)には上灘が3つに分かれて、いわゆる灘五郷が形成されてきた。 この地域で酒造が発展した背景には、良質な酒米を確保できること、六甲からの水が良質であるうえ、精米に用いる水車の動力として確保できること、市場へ直結する港湾があること、さらに丹波から優れた杜氏を招くことができたことなどがあげられる。 この習俗は、我が国の酒造りを考える上で注目されるものであることから、その実態と変遷の全貌について早急に記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)