国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
坂越の船祭り
ふりがな
:
さこしのふなまつり
坂越の船祭り
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年10月第二土・日曜日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『坂越の船祭り総合調査報告書』(赤穂市教育委員会・平成22年)
※この行事は平成24年3月8日に坂越の船祭として重要無形民俗文化財に指定されています。
選択番号
:
1
選択年月日
:
1992.02.25(平成4.02.25)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
兵庫県
所在地
:
保護団体名
:
坂越大避神社氏子会
坂越の船祭り
解説文:
詳細解説
この行事は、赤穂市坂越の大避神社の祭りで行われるものである。神輿船を中心に、櫂伝馬船、獅子船、頭人船、楽船、警固船、歌船などの和船10数艘が大規模な船行列を組んで、湾口にある生島の御旅所まで往復する。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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坂越の船祭り
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坂越の船祭り
解説文
この行事は、赤穂市坂越の大避神社の祭りで行われるものである。神輿船を中心に、櫂伝馬船、獅子船、頭人船、楽船、警固船、歌船などの和船10数艘が大規模な船行列を組んで、湾口にある生島の御旅所まで往復する。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国には、神霊の依代や神輿などを御座船に乗せて水上を渡御する船祭りが、全国各地で広く行われているが、そのなかには華麗に飾りたてた御座船を中心に、多くの警固船や伴走船が隊列を組んで行われるものがみられる。 赤穂市坂越の大避神社の船祭りは、船祭りが海上で盛大に行われる例の1つである。この祭りは、祭神である秦河勝がこの地に渡来したという伝承を再現する祭りとされ、神輿船【しんよせん】を中心に、櫂伝馬船、獅子船、頭人船、楽船、警固船、歌船などの古風な形式を保った和船10数艘が大規模な船行列を組んで、湾口にある生島の御旅所まで往復する。 祭りは、年ごとに選ばれる頭人を中心に行われ、櫂伝馬組、獅子組、船歌組など、町内ごとに巧みに役割分担が行われて、伝統的な儀式の形式がよく保たれている。 祭礼第1日(宵宮)は、朝から生島において、河勝の墓とされる古墳の前で墓前祭が行われ、歌船が「磯廻り」と称して御船歌を奏しながら浦々を巡り、獅子組の青年と子供たちによる獅子舞が町内を巡る。 祭礼当日は、午前中の櫂伝馬船による花回りと船漕ぎ競争、祭典のあと頭人たちによって行われる宮出しの練り、青年たちによる勇壮な橋板【バタ】掛けが行われる。船渡御の際には、船上で獅子舞や御船歌が演じ続けられる。 この行事は、各種の道具だてと儀礼や芸能の要素が数多く含まれており、我が国における船祭りの典型的な事例の1つとして早急に記録を作成する必要があるものである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)