国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
千屋代城のとうや行事
ふりがな
:
ちやだいじょうのとうやぎょうじ
千屋代城のとうや行事
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年旧暦9月1日・18日・19日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『千屋代城のとうや行事調査報告書 倉嶋神社の宮座』(新見市教育委員会・昭和62年3月)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1983.12.16(昭和58.12.16)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
岡山県
所在地
:
保護団体名
:
稲倉魂会
千屋代城のとうや行事
解説文:
詳細解説
この行事は、倉嶋神社の秋祭で、宮株16戸が中心となって行うとうや行事である。宮株は5つの名に分かれており、行事は世襲制である座頭を中心に維持されている。また、行事には畑作物が神饌として供えられ、また直会にも用いられる。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
千屋代城のとうや行事
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千屋代城のとうや行事
解説文
この行事は、倉嶋神社の秋祭で、宮株16戸が中心となって行うとうや行事である。宮株は5つの名に分かれており、行事は世襲制である座頭を中心に維持されている。また、行事には畑作物が神饌として供えられ、また直会にも用いられる。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
千屋代城のとうや行事は、代城の氏神である倉嶋神社の秋祭に際して、宮株(とうや行事を世襲で行う家)の16戸が中心となって行うとうや行事である。 この宮株は、5つの名(中世以来の古い家筋)に分かれており、行事は世襲制である座頭を中心に維持されている。 このようなとうや組織は、岡山県でも、美作を中心に備中・備前の北部に集中して分布しており、この行事のとうやは、そのなかの典型的な事例の1つである。 また、このとうや行事の行われる千屋代城は、中国山地の脊梁部の旧焼畑地帯に含まれており、とうや行事には里芋・大豆・大根などが神饌として供えられ、かつそれらが直会にも用いられる。こうした儀礼食には、餅も使われるが、畑作物のほうが主になっている点で注目される。 この行事は、中世以来の氏子中心の祭祀組織とそれに支えられた一連のとうや行事が小規模ながらよくまとまって古式を伝えており、儀礼食に焼畑との関わりも見出すことができるなど、この地域のとうや行事の典型的な事例の1つであることから早急に記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)