国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
蓋井島「山の神」神事
ふりがな
:
ふたおいじまやまのかみしんじ
蓋井島「山の神」神事
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
記録:『「やま」の神事(無形の民俗資料記録第4集)』(文化財保護委員会・昭和41年3月27日)
映像:『蓋井島「山の神」神事の記録』(企画下関市教育委員会・平成14年)
※この行事の行われる場所は、昭和35年10月11日に「蓋井島「山ノ神」の森」として重要有形民俗文化財に指定されている。
選択番号
:
1
選択年月日
:
1959.03.01(昭和34.03.01)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
山口県
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
蓋井島「山の神」神事
解説文:
詳細解説
この行事は、神霊が宿ると信じられている自然の森を「やま」と称して6年ごとに山の神を祀る行事てである。島の家々を4つの組に分け、各組がそれぞれ「やま」で行事を行う。なお、「やま」には平素立入ることも枯枝を拾うことも枝を切ることも禁じられている。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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蓋井島「山の神」神事
蓋井島「山の神」神事
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蓋井島「山の神」神事
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蓋井島「山の神」神事
解説文
この行事は、神霊が宿ると信じられている自然の森を「やま」と称して6年ごとに山の神を祀る行事てである。島の家々を4つの組に分け、各組がそれぞれ「やま」で行事を行う。なお、「やま」には平素立入ることも枯枝を拾うことも枝を切ることも禁じられている。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国の古い信仰によると、祭に際して神霊は高い天から山へ降臨する場合が多く、これをさらに祭場へ招じた。山はいうまでもなく天然の「やま」であったが、森を「やま」とする例や人工の「やま」を造る例もあり、それぞれが行事の中心として神聖視されてきた。 蓋井島でも、神霊が宿ると信じられている自然の森を「やま」と称して6年ごとに山の神を祀る行事が伝承されてきた。蓋井島の戸数は、昭和35年現在で39戸であったが、明治初年までは20戸を越すことがなかったといわれており、これらの家々が4つの組に分かれて、各組がそれぞれの「やま」で行事を行ってきた。 なお、人びとは、この「やま」に平素は立入ることも枯枝を拾うことも、まして枝を切ることも堅く禁じられている。 この行事は、我が国の古い信仰形態を考える上で貴重なものであることから、早急に記録を作成する必要があるものである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)