国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
筑前朝倉の宮座行事
ふりがな
:
ちくぜんあさくらのみやざぎょうじ
筑前朝倉の宮座行事(オクダリ行列)
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年10月26日~30日(黒川)、毎年10月27日~29日(福井)(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『福井神社の宮座 筑前朝倉の宮座行事伝承活動調査報告書』(宝珠山村教育委員会・昭和63年3月)
:『黒川高木神社の宮座 筑前朝倉の宮座行事伝承活動調査報告書』(宝珠山村教育委員会・昭和63年3月)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1984.12.20(昭和59.12.20)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
福岡県
所在地
:
保護団体名
:
高木町黒川協議会福井神社氏子中
筑前朝倉の宮座行事(オクダリ行列)
解説文:
詳細解説
この行事は、宮座という祭祀組織を構成して行われる収穫感謝祭であり、朝倉市大字黒川に鎮座する高木神社と朝倉郡東峰村大字福井に鎮座する福井神社で行われる。地区の代表者ジンガ(神家)がザモト(座元)となって、定められた供物を用意して献饌し、直会の席上で当渡しを行う。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
筑前朝倉の宮座行事(オクダリ行列)
筑前朝倉の宮座行事(オクダリ行列)
筑前朝倉の宮座行事(オノボリ前の祭典)
筑前朝倉の宮座行事(御星とツキゴ)
筑前朝倉の宮座行事(行列中のオトモ)
筑前朝倉の宮座行事(行列中のオトモ)
筑前朝倉の宮座行事(祭元での祭典)
筑前朝倉の宮座行事(神社に入るオトモ)
筑前朝倉の宮座行事
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筑前朝倉の宮座行事(オクダリ行列)
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筑前朝倉の宮座行事(行列中のオトモ)
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筑前朝倉の宮座行事
解説文
この行事は、宮座という祭祀組織を構成して行われる収穫感謝祭であり、朝倉市大字黒川に鎮座する高木神社と朝倉郡東峰村大字福井に鎮座する福井神社で行われる。地区の代表者ジンガ(神家)がザモト(座元)となって、定められた供物を用意して献饌し、直会の席上で当渡しを行う。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国の神社祭祀には、宮座とか頭屋等の祭祀組織を構成して行われる例が近畿地方を中心に広く分布している。筑前朝倉地方(福岡県南東部)の収穫感謝祭もその一例で、古格にのっとった行事を展開している。 甘木市大字黒川の地に鎮座する高木神社の収穫感謝祭は、オクンチとも称され、9地区8組の代表者ジンガ(神家)が1年交代の輪番制でザモト(座元)となる。ザモトではミトゴ(御当児)を立て、クツガタモチ(長細い餅)・ガラガラガキ(渋柿)のほかオホシ(饌米の一部を1年間神木に吊しておいたもの)の一部を新米に混ぜて作った御供等を用意して献饌、神事の後の直会の席上オホシビラキと当渡しが厳格に行われる。 朝倉郡宝珠山村大字福井の地に鎮座する福井神社の収穫感謝祭は、13地区10組の代表者ジンガが1年交代の輪番制でザモトとなり、ミヤバシラ(宮柱=総代)と協議して決まりの神饌を用意する。お下りと称して、ワラミコシとオホシサマ(藁製の容器に入れた小餅)を担いだ若者を含む一行が御幣・幟などを奉じてお宮まで行列、神事の後の直会の席上オホシサマの容器を中に挾んで当渡しを行う。往時は、お上りと称して次番のザモトがワラミコシ・御幣・饌米等を持ち帰り、饌米の一部を藁苞に入れワラミコシに乗せて御幣を挿し、汚れのない山中に安置したという。 これらの行事の内容には細部において相違があるものの、穀霊の再生を願う趣旨では共通するものがあり、地域的特色の豊かな宮座行事の一例として、早急に記録を作成する必要のあるものである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)