国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
早尾のスッキョン行事
ふりがな
:
はやおのすっきょんぎょうじ
早尾のスッキョン行事
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
人生・儀礼
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年1月中(消防出初式の日)(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『早尾のスッキョン行事』(企画文化庁・制作さいたま民俗文化研究所・平成28年3月)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1982.12.21(昭和57.12.21)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
熊本県
所在地
:
保護団体名
:
スッキョン行事保存会
早尾のスッキョン行事
解説文:
詳細解説
この行事は、消防組へ加入する際に行われるもので、衆人環視のもとに、長老が進行役をつとめて、新加入者の腕力や勇気を試すところに特色が見られるものである。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
早尾のスッキョン行事
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早尾のスッキョン行事
解説文
この行事は、消防組へ加入する際に行われるもので、衆人環視のもとに、長老が進行役をつとめて、新加入者の腕力や勇気を試すところに特色が見られるものである。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
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詳細解説
我が国には、成人祝ないし若者組への加入儀礼として試練を伴う内容のものが広く分布していたが、現在その多くは既に消滅している。 早尾のスッキョン行事は、消防組へ加入する際に行われるもので、衆人環視のもとに、長老が進行役をつとめて、新加入者の腕力や勇気を試すところに特色が見られる。 この行事では、新加入者は、まず消防組員の居並ぶ面前において、スッキョン・徳利・杓子・榊の枝・注連縄を載せたソワダイ(御膳)の前まで進んで一礼する。次いで榊を振ってお祓いした後、それを背の襟にさし、注連縄で鉢巻きをする。そして徳利にさしてある杓子が中へ落ち込まぬようにソワダイを三回目の高さまで両手で持ち上げさせ、その後で声調べといって、決まりのことばを唱えさせる。 この行事は、地域的特色のある通過儀礼として注目されることから、早急に記録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)