国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り
ふりがな
:
ひゅうがなんごうみかどじんんじゃ・きじょうひきじんじゃのしわすまつり
日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り
写真一覧▶
解説表示▶
種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年旧暦12月14日~16日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『師走祭り日向国 日向南郷神門神社・木城比木神社』(南郷村教育委員会・平成10年3月31日)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1991.02.02(平成3.02.02)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
宮崎県
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り
解説文:
詳細解説
この行事は、比木神社の一行がフクロガミを奉じて、約23里におよぶ決まりの道を神門神社まで巡行し、そこに滞在して帰る祭りである。フクロガミのふくらみ方や色合いで年占をしたれ、収穫物をフクロガミ巡行の路上に差し出すなどの種々の習俗が伝えられている。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り
日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り
のぼりまし
塚の原
迎え火
ドンタロ塚
神楽
ヘグロ塗り
くだりまし
オサラバ
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日向南郷神門神社・木城比木神社の師走祭り
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迎え火
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神楽
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くだりまし
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オサラバ
解説文
この行事は、比木神社の一行がフクロガミを奉じて、約23里におよぶ決まりの道を神門神社まで巡行し、そこに滞在して帰る祭りである。フクロガミのふくらみ方や色合いで年占をしたれ、収穫物をフクロガミ巡行の路上に差し出すなどの種々の習俗が伝えられている。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国の祭りには、神輿を奉じ、延々と巡行する例が広くみられる。それには祭神に関わるとされる縁起・由緒・伝説の類などが密接に反映していることが多い。 この師走祭りは、旧暦12月14日から同16日にあたる日程(昭和10年代までは9泊10日間)で、比木神社(児湯郡木城町鎮座)の一行がフクロガミ(袋神、花笠ともいう)を奉じて、延々約23里におよぶ決まりの道を神門神社(東臼杵郡南郷村鎮座)まで巡行し、そこに滞在して帰る祭りである。 祭りの起源については、往古、異国神(百済王の一族)がこの地に定着したとする由来伝説が語り継がれている。 神門神社に向かうノボリヤマの際には、お旅所で待ち受ける人々や沿道の篤信者が、フクロガミのふくらみ方や色合いによって年占をしたほか、大根・にんじんなどの収穫物をフクロガミ巡行の路上に姿を表さないで差し出して置いたり、地区を挙げて篝火を焚いて迎えるなど、種々の習俗が伝えられている。 また、一行が帰路につくクダリマシの際にも、サラバと称してヘグロ(墨)を顔に塗り、ショウケ(竹で編んだ笊)などを振って送る慣わしもみられるなど、この祭りには、地域住民の素朴な信仰形態がみられる。 この行事は、季節の折り目になされる地域的特色あるものの典型例の1つであることから、早急にその他釣漁用具録を作成する必要がある。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)