国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
種子島のまるきぶねの製作習俗
ふりがな
:
たねがしまのまるきぶねのせいさくしゅうぞく
種子島のまるきぶねの製作習俗
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
生産・生業
その他参考となるべき事項
:
記録:『種子島最後の丸木舟』(中種子町立歴史民俗資料館・昭和58年3月)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1969.03.01(昭和44.03.01)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
鹿児島県
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
種子島のまるきぶねの製作習俗
解説文:
詳細解説
本件は、種子島に伝承されてきた一木づくりの舟を製作する習俗である。この地域の丸木舟は、種子島と屋久島のみに自生するヤクタネゴヨウを用いて作られ、トビウオ漁などに使われてきた。巨大なヤクタネゴヨウを伐採し、チョウナを使って舟の形に刳り抜いていくものである。
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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種子島のまるきぶねの製作習俗
種子島のまるきぶねの製作習俗
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解説文
本件は、種子島に伝承されてきた一木づくりの舟を製作する習俗である。この地域の丸木舟は、種子島と屋久島のみに自生するヤクタネゴヨウを用いて作られ、トビウオ漁などに使われてきた。巨大なヤクタネゴヨウを伐採し、チョウナを使って舟の形に刳り抜いていくものである。
詳細解説▶
詳細解説
種子島のまるきぶねの製作習俗は、鹿児島県の種子島において伝承されてきた一木づくりの舟を製作する習俗である。この地域の丸木舟は、種子島と屋久島のみに自生している固有の五葉松であるヤクタネゴヨウを用いて作られるもので、トビウオ漁などに使われてきている。 直径1メートル近くにもなる良質なヤクタネゴヨウの巨木を伐採し、「あらぎり」と称してチョウナを巧みに使って舟の形に刳り抜いていく。 我が国の和船製作の変遷は、一木から造る丸木舟から二枚の刳り抜き材を利用したおもき造りを経て構造船に至るとされており、本件はその最も原初的な製作の様相をよく留めているものである。また、島固有の材を利用するなど地域的特色も豊かである。しかし、今日丸木舟の利用は激減し、その製作者も減少しつつあることから、早急に記録を作成する必要がある。