記録作成等の措置を講ずべき無形文化財
 主情報
名称 人形の胡粉仕上の技法
ふりがな にんぎょうのごふんしあげのぎほう
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種別1 工芸技術
種別2 人形
その他参考となるべき事項
指名区分
選択年月日 1966.04.25(昭和41.04.25)
選択基準1
選択基準2
選択基準3
地域

解説文:
 胡粉仕上【ごふんしあげ】の人形で古いものは、江戸初期ごろの作が現存する。胡粉の処理法は、仏像彩色や能面仕上に類似していたので、仏師、面師の手に成る作例が多い。伝承される技法は、二大別される。第一は木芯と鋸屑【のこくず】・生麩【なまふ】を練り合わせたもので原型を作り胡粉で仕上げる方法、第二は、後代の考案による「抜き」の手法で、木製雄型と松脂・胡粉で固めた雌型【めがた】で原型を型取り、胡粉で処理する方法である。人形の完成までには原型造りから化粧以下開眼結髪、着付など、手間のかかる各種の工程を経るが、中でも、工程の大部分を占める胡粉仕上げの処理法は、地塗り、上塗り、盛上げなど、細心の注意と特異な技法を要するきわめて重要なものである。
関連情報
    (情報の有無)
  保持者情報(保持者/芸名・雅号)
  団体情報 なし
  添付ファイル なし