国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
登録無形文化財
主情報
名称
:
菓銘をもつ生菓子(煉切・こなし)
ふりがな
:
かめいをもつなまがし(ねりきり・こなし)
「はさみ菊」の製法(全国和菓子協会提供)
写真一覧▶
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種別1
:
生活文化
種別2
:
食文化
その他参考となるべき事項
:
認定区分
:
保持団体認定
登録年月日
:
2022.11.17(令和4.11.17)
登録基準1
:
(一)芸術上の価値の高いもの
登録基準2
:
(二)生活文化に係る歴史上の意義を有するもの
登録基準3
:
所在都道府県、地域
:
「はさみ菊」の製法(全国和菓子協会提供)
解説文:
詳細解説
菓銘をもつ生菓子(煉切・こなし)とは、煉切製もしくはこなし製と呼ばれる加工餡を用いて、生菓子に四季折々の風物等の意匠を表現するわざです。製造工程は、1.こし餡の製造、2.加工餡の製造、3.造形作業からなります。
生菓子につける菓銘は、古典文学・季節の移ろい等を踏まえて決められます。例えば「東風(こち)」(春)や「竜田川」(秋)は和歌からとった代表的な菓銘です。
関連情報
(情報の有無)
保持者
なし
保持団体
添付ファイル
なし
写真一覧
「はさみ菊」の製法(全国和菓子協会提供)
こし餡の製造
季節性の表現(全国和菓子協会提供)
写真一覧
「はさみ菊」の製法(全国和菓子協会提供)
写真一覧
こし餡の製造
写真一覧
季節性の表現(全国和菓子協会提供)
解説文
菓銘をもつ生菓子(煉切・こなし)とは、煉切製もしくはこなし製と呼ばれる加工餡を用いて、生菓子に四季折々の風物等の意匠を表現するわざです。製造工程は、1.こし餡の製造、2.加工餡の製造、3.造形作業からなります。 生菓子につける菓銘は、古典文学・季節の移ろい等を踏まえて決められます。例えば「東風(こち)」(春)や「竜田川」(秋)は和歌からとった代表的な菓銘です。
詳細解説▶
詳細解説
菓銘をもつ生菓子(煉切・こなし)のわざは、煉切製もしくはこなし製の生地を用い、菓銘と連動させながら、各種の意匠を表現する技術のことです。これらの生菓子では、造形性の高さを活かして、四季折々の風物等を手がかりとした多様な表現がなされています。また菓子の意匠は菓銘にも反映されており、菓子の外観と菓銘は密接な関係をもっています。 製造工程は三段階からなります。その第一は、小豆・インゲン豆から良質の餡の粒子を取り出す過程(こし餡の製造)、第二は、こし餡につなぎとなる食材(薯蕷・求肥・小麦粉等)を添加し、加熱し、煉ることによって、造形に適した餡を作りだす過程(加工餡の製造)、第三は、加工餡を用いて、多種多様の意匠を手技により表現する過程(造形作業)、となります。 生菓子は、元禄期の京都における「上菓子」(高価な輸入白砂糖を用いた菓子)にルーツをもっており、菓銘を付すことも同時期に定着しました。この菓銘は、古典文学で取り上げられた地名・情景を他のものになぞらえて表現する遊びが、菓子に取り入れられたものです。例えば和歌に由来する「東風(こち)」や「竜田(たつた)」はその一例といえます。
関連情報
保持団体
優秀和菓子職会
関連情報
保持団体
団体情報の名称
:
優秀和菓子職会
団体情報の名称 ふりがな
:
ゆうしゅうわがししょくかい
団体情報の代表者氏名
:
細田 眞
団体情報の代表者氏名 ふりがな
:
ほそだ まこと
団体情報の代表者雅号等
:
団体情報の代表者雅号等 ふりがな
:
認定・指定年月日
:
2022.11.17(令和4.11.17)
認定次
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認定区分
: