国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
登録無形文化財
主情報
名称
:
華道
ふりがな
:
かどう
「献花式」でいけばなをいける様子
写真一覧▶
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種別1
:
生活文化
種別2
:
生活文化(食文化を除く)
その他参考となるべき事項
:
認定区分
:
保持団体認定
登録年月日
:
2024.12.16(令和6.12.16)
登録基準1
:
(一)芸術上の価値の高いもの
登録基準2
:
(二)生活文化に係る歴史上の意義を有するもの
登録基準3
:
所在都道府県、地域
:
「献花式」でいけばなをいける様子
解説文:
詳細解説
華道は、草木や花などの花材を伝統的な技法と様式をもって花器にいけて、花等の生命をもって自然観を表現する行為であり、様々な花器に草木や花をいける技術と方法を洗練させていく中で多様ないけばなの様式を生み出してきた。また、我が国特有の表現を構築してきたのみならず、時代が下るにつれて人々の生活の中に受容され浸透していった。
各流派では伝統的な様式について繰り返し稽古を行うことで、精神性を追究し、伝統的な技法とその様式の持つ美意識の修得・継承を図っており、花展等で見られる作品には伝統的な様式と技法、美意識に基づく表現が見られる。
関連情報
(情報の有無)
保持者
なし
保持団体
添付ファイル
なし
写真一覧
「献花式」でいけばなをいける様子
「初生け式」でいけばなをいける様子
床の間でいけばなをいける様子
華道の技法例「矯め」001
華道の技法例「矯め」002
写真一覧
「献花式」でいけばなをいける様子
写真一覧
「初生け式」でいけばなをいける様子
写真一覧
床の間でいけばなをいける様子
写真一覧
華道の技法例「矯め」001
写真一覧
華道の技法例「矯め」002
解説文
華道は、草木や花などの花材を伝統的な技法と様式をもって花器にいけて、花等の生命をもって自然観を表現する行為であり、様々な花器に草木や花をいける技術と方法を洗練させていく中で多様ないけばなの様式を生み出してきた。また、我が国特有の表現を構築してきたのみならず、時代が下るにつれて人々の生活の中に受容され浸透していった。 各流派では伝統的な様式について繰り返し稽古を行うことで、精神性を追究し、伝統的な技法とその様式の持つ美意識の修得・継承を図っており、花展等で見られる作品には伝統的な様式と技法、美意識に基づく表現が見られる。
詳細解説▶
詳細解説
華道は、草木や花などの花材を伝統的な技法と様式をもって花器にいけて、花等の生命をもって自然観を表現する行為である。 歴史的には、古来より我が国では、草木や花を賞翫の対象として捉えてきた。また、日本に仏教が伝来して以降は、草木や花を花瓶に立てて仏前を荘厳する供華が寺院において行われるようになった。室町時代以降、七夕法楽等の行事や公家や武家が邸宅内を飾る際に、「たて花」による供華やしつらいが行われるようになり、草花の構成や花器に立てる際の配置を工夫したり、花材の枝を撓ためたり、葉を透すかしたりする技法が次第に発展していった。そして、江戸時代前期にはたて花を立てるための技法や様式が整理され、立花と呼ばれる様式が整えられた。一方、抛入花と呼ばれる草花をなるべく自然な姿や形で花器にいける方式への関心も高まっていき、江戸時代中期から後期にかけて、花材の撓め方や留め方等の技法の工夫が重ねられ生花と呼ばれる様式が整えられた。 明治時代以降、西洋文化の影響を受け伝統文化に対する認識が変化していく中、華道の各流派は技法や様式の継承を目的に各様式の持つ役枝・規矩の整理や見直し等を図っていった。また、伝統的ないけばなの見直しが図られる過程で盛花や花型法等の様式も整えられていった。 このように、華道は様々な花器に草木や花をいける技術と方法を洗練させていく中で多様ないけばなの様式を生み出し、我が国特有の表現を構築してきたのみならず、時代が下るにつれて人々の生活の中に受容され浸透していった。また、各流派では伝統的な様式について繰り返し稽古を行うことで、精神性を追究し、伝統的な技法とその様式の持つ美意識の修得・継承を図っており、花展等で見られる作品には伝統的な様式と技法、美意識に基づく表現が見られる。 以上のとおり、華道は、生活文化に係る歴史上の意義を有するとともに、芸術上の価値が高いものである。
関連情報
保持団体
日本いけばな伝統文化協会
関連情報
保持団体
団体情報の名称
:
日本いけばな伝統文化協会
団体情報の名称 ふりがな
:
にほんいけばなでんとうぶんかきょうかい
団体情報の代表者氏名
:
大津 隆範
団体情報の代表者氏名 ふりがな
:
おおつ たかのり
団体情報の代表者雅号等
:
大津 光章
団体情報の代表者雅号等 ふりがな
:
おおつ こうしょう
認定・指定年月日
:
2024.12.16(令和6.12.16)
認定次
:
認定区分
: