国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
登録無形文化財
主情報
名称
:
手揉み製茶
ふりがな
:
てもみせいちゃ
製茶中の風景
写真一覧▶
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種別1
:
生活文化
種別2
:
食文化
その他参考となるべき事項
:
認定区分
:
保持団体認定
登録年月日
:
2024.12.16(令和6.12.16)
登録基準1
:
(二)生活文化に係る歴史上の意義を有するもの
登録基準2
:
登録基準3
:
所在都道府県、地域
:
製茶中の風景
解説文:
詳細解説
手揉み製茶のわざとは、茶種のひとつである煎茶、かぶせ茶又は玉露を、手作業で作り上げる伝統的な技術のことです。
煎茶は、17世紀に伝来したとみられる手揉みによる製茶法を改良することで誕生したと伝えられ、明治時代末期に、農商務省の技術者らによって標準的な製法の探求が本格化し、大正時代に工程の大枠が固まりました。
製茶の作業には、焙炉と呼ばれる乾燥炉と、その上に乗せて熱を茶葉に伝えるための助炭(木枠の底面に和紙を張った製茶道具)を用います。そして、多様な手使いによって茶葉の形状を整えていき、茶葉が十分に乾燥すれば完成となります。
関連情報
(情報の有無)
保持者
なし
保持団体
添付ファイル
なし
写真一覧
製茶中の風景
手揉み製茶の工程(揉切り)
手揉み製茶の工程(転繰)
手揉み製茶の工程(こくり)
手揉み製茶の工程(乾燥)
完成した茶
写真一覧
製茶中の風景
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手揉み製茶の工程(揉切り)
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手揉み製茶の工程(転繰)
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手揉み製茶の工程(こくり)
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手揉み製茶の工程(乾燥)
写真一覧
完成した茶
解説文
手揉み製茶のわざとは、茶種のひとつである煎茶、かぶせ茶又は玉露を、手作業で作り上げる伝統的な技術のことです。 煎茶は、17世紀に伝来したとみられる手揉みによる製茶法を改良することで誕生したと伝えられ、明治時代末期に、農商務省の技術者らによって標準的な製法の探求が本格化し、大正時代に工程の大枠が固まりました。 製茶の作業には、焙炉と呼ばれる乾燥炉と、その上に乗せて熱を茶葉に伝えるための助炭(木枠の底面に和紙を張った製茶道具)を用います。そして、多様な手使いによって茶葉の形状を整えていき、茶葉が十分に乾燥すれば完成となります。
詳細解説▶
詳細解説
手揉み製茶のわざとは、茶種のひとつである煎茶、かぶせ茶又は玉露を、手作業で作り上げる伝統的な技術のことです。 我が国における喫茶の歴史は平安時代初期に始まるとされ、茶道や応接、自家消費用として普及することで、茶は人々の暮らしに深く浸透していきます。これと共に、京都の栂尾をはじめとして、全国各地に茶の産地が成立しました。 煎茶は、17世紀に伝来したとみられる手揉みによる製茶法を改良することで誕生したと伝えられ、その後に玉露なども生まれます。明治時代に入ると、輸出を契機として、製法の改良に向けた研究が盛んになり、手揉み製茶に特有の、針のように真っすぐに伸びた形状を作り出すわざも見出されました。明治時代末期になると、農商務省の技術者らによって標準的な製法の探求が本格化し、大正時代に工程の大枠が固まります。 製茶の作業には、焙炉と呼ばれる乾燥炉と、その上に乗せて熱を茶葉に伝えるための助炭(木枠の底面に和紙を張った製茶道具)を用います。そして、多様な手使いによって、茶葉の水分の排出を促し、形状を整えていきます。茶葉が十分に乾燥すると完成です。 完成した手揉み茶については、美的な評価基準が確立しており、茶そのものについては、形状及び色沢、茶のエキスについては、香り、色及び味が要点とされます。とりわけ、茶の先端の一方が、「剣先」と呼ばれる極細状になっているものは、至高品とされています。
関連情報
保持団体
手もみ製茶技術保存会
関連情報
保持団体
団体情報の名称
:
手もみ製茶技術保存会
団体情報の名称 ふりがな
:
てもみせいちゃぎじゅつほぞんかい
団体情報の代表者氏名
:
中森 慰
団体情報の代表者氏名 ふりがな
:
なかもり やすし
団体情報の代表者雅号等
:
団体情報の代表者雅号等 ふりがな
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認定・指定年月日
:
2024.12.16(令和6.12.16)
認定次
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認定区分
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