国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
彦崎貝塚
ふりがな
:
ひこざきかいづか
彦崎貝塚指定地全景(東から)
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
原始
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
34
特別区分
:
特別以外
指定年月日
:
2008.03.28(平成20.03.28)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
一.貝塚、集落跡、古墳その他この類の遺跡
所在都道府県
:
岡山県
所在地(市区町村)
:
岡山市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
彦崎貝塚指定地全景(東から)
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
彦崎貝塚指定地全景(東から)
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彦崎貝塚指定地全景(東から)
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詳細解説
彦崎貝塚は、瀬戸内海に面した旧児島湾の南岸に所在する、縄文時代前期から晩期にかけての貝塚である。旧児島湾岸は、西日本屈指の貝塚密集地域として著名で、彦崎貝塚は縄文時代前期及び後期の標識となる彦崎式土器や、多数の縄文人骨が確認された遺跡として学史的にも重要である。 岡山市教育委員会(旧灘崎町教育委員会)が平成15年度から18年度まで実施した発掘調査では、南北100m、東西80mに及ぶ縄文時代前期の貝塚を最大として、晩期まで同一地点に重層的に形成された厚さ1.7mの貝層が確認された。この他に、25体の屈葬埋葬人骨をはじめ、舌状丘陵先端部の低湿地部ではドングリ貯蔵穴も確認された。出土した貝類からは、貝類採集の対象地が縄文時代前期は干潟、中期は岩礁、後期は幅広く干潟と岩礁、晩期はまた干潟へと変遷していった様子がわかる。 彦崎貝塚は、縄文時代前期から晩期にかけて、貝塚や低湿地部を含めた集落の構造や変遷状況が判明した、大規模で遺存状態がきわめて良好な貝塚である。また、出土遺物からは当時の生活様式や生態系の復元が可能になり、石器石材からは瀬戸内海を越えた交流も確認でき、西日本の中でも特に重要な貝塚として位置付けることができる。